第97話 〜嫌な性格〜
「あと、どれくらいであの力は切れるかな?」
「私の見立てですと、技があと1発。弓矢を100射したら破れるかと」
「20秒」
「承知致しました」
2人は一瞬で作戦会議をし、戦略を立て、無謀にも思える事をやろうとする。
【漆黒 漆黒 漆黒 この色より黒く ドス黒い色はない】
傘比がパーティーゲージを”使わない”詠唱を始める。詠唱はパーティーゲージを使用しながらでは無いと、効果はない。なのに詠唱をするということは、パーティーゲージを使わない何かがある。
「なんか、やりかねそうな気がするな!」
テーベの危機察知能力によって、あの技を止めなければいけないとテーベは思う。
テーベは走り出し、傘比に一撃を加えようとする。
「させません!」
レーズンが止めると、テーベは自分の思い通りにならない事によって更にイラつき始める。声を荒らげて剣を振り上げる。
「邪魔なんだよ!」
テーベの一撃は力任せでなんとお粗末な剣撃。精神状態によって自分の技量が変わると、レーズンは認識し、その粗を見逃さない。
「なーんちゃって」
「ッッッッッッッッッ———————!」
レーズンの左腕が空中に飛ぶ。一直線に横切るかと思った黒刀は、速さを増し、素直にその黒刀の攻撃を受けてしまう。
「…………嫌な性格ですね」
「そう言われるのが僕……物凄く嬉しいんだ」
速さを増す動作、スキルや魔法ではない。レーズン達と戦う時、無難と戦う時よりも遅く動いていのだ。敢えて精神状態を揺らした嘘と速度を敢えて遅くした欺きがレーズンを確実に窮地に追いやっている。
この間、6秒。
無難が全回復するまで後、30秒。
傘比の何かしらのスキルまで後、14秒。
単純に考えれば、傘比の何かか発動するまで後、2、3本は腕や脚が飛ぶ。
しかも、レーズンは失われた技術。人型の装備、言わば従者。魔物の使いが召喚する、魔物みたいな物だ。
HPがゼロになれば、レーズンは死ぬ。
気づいたら1年以上ぶりに10万文字を超え、PV数が驚異の700越え、まぁ、話数が多いので有り得る話なんですが、そして、ブックマークが増え40手前。
それに感想頂き嬉しい限りです。
ありがとうございます!
そんなこんなでこのテーベ戦、テルセウス戦もら佳境に入りつつあります。まだ、書き終わってはいませんが頑張ります。
自分の下手な文章でもかっこよく、そして熱い展開へ持っていくつもりです。
ですが、今日はもう寝ますけど!




