第91話 〜スナイパーライフル〜
「ペルくん!」
そこから視聴者はもっと増えていくだろう。
「なんだよあれ!」
「おいあれって……」
「嘘だろ……そんなの聞いたことねぇよ!」
「あれは———!」
“スナイパーライフル”から魔法の弾が発射される。このスナイパーライフル。創るのにめちゃくちゃ苦労したと、月詩とレーズン、ペルは後で語った。
「私、思ったんだけど、私の錬金術なら失われた技術創れるんじゃないかなって」
「そ、そんな事が出来るんですか!?」
月詩と共に行動し始めて間もないペルは、スナイパーライフルという、この世界には無いだろうと思っていた物を作れると聞いて、驚きを抑えきれない。
「うん。それにはめちゃくちゃ高レベルの素材が、必要なんだけど……。それは傘比と無難くんが取って来てくれるから、大丈夫として。レーズンさん、創り方とか知らない?」
「……聞かれてるとは思ってました。それは私の創造主、パン博士にロックされて答えられません。ですから、私は力に———」
「そっか〜、仕方がないか。よしっ! じゃあ皆で頑張ってスナイパーライフル創ろう!」
「……聞いていましたか? 私は力にはなれません」
「知識は提供は出来ないけど、一緒に考えて創れることは出来るじゃん。………………まあ、本当のこと言うと、レーズンさんのこと何も知らないから。だから知りたいと思っちゃった……的な?」
照れながらも、レーズンの目を見て喋る月詩。
月詩の目と言葉は嘘かもしれないが、レーズンは月詩の顔を見る。
「…………………………分かりました。ブーナ様からは全力で手伝えと言われたので」
3人係で創ったスナイパーライフル。思い出も、何もかも詰まっている。
だからこそ、その炎の弾は勢いよく、一直線に赤い宝石へと当たり、大爆発をし、大ダメージを与える。




