第9話 〜うぬっっ〜
「つーくーーーしーーー!」
いつもの如く、後ろから勢いよく傘比に抱きつかれる。そしてそして、いつもの如く驚き「わぁ!?」と声を出してしまう。そしてそしてそして、またまたいつもの如く胸が……圧倒的な壁が……!?
毎日この苦痛に耐えながら生きないといけないの……!?
いや! だから全然気にしてないからね!
ちょっとだけ! ちょっーーーーーとだけ! 気にしてるだけだから!
「おはよー」
私は後ろを振り向き、傘比に挨拶をする。傘比は私がいつもと違うことに気がついたのか、首を傾げ頭に? マークを付け「なんかイラついてる顔をしているねー」と、私の心境を直ぐに気づかれてしまっ。
まさか私の表情ひとつで私の心情を当てられるとは。流石、コミュ力お化けの傘比さん。
「ふふふふっ……やるな……! 私の顔を見分けるとは……!」
「なにイケボって言ってるのー。それでなにがあったの? ……どうせゲーム……。特に無難くんのことだと思うけど」
「その通りでございます」
私の問題の種が無難くんだと直ぐに分かる辺り。流石でございます。でも、なんでか昨日は傘比は不機嫌だったけど今日は機嫌がいいんだなあと思う。
「もぉ〜、男の気配がなかったのに。まさかいきなり、無難くんに手を出すなんて。流石、月神様はやることが違いますね〜」
「だから、私と無難くんはゲームフレンドっていうか……う〜ん、共闘者みたいな感じなの」
朝から無難くんとの関係が分からない私。本当に無難くんと私ってなんだろう。ゲームフレンドってもう友達みたいな感じでしょ?
でも、私と無難くんはなんかそんな感じではないし。例えるなら我儘な甥っ子? みたいな暴れ馬。抑えきれない暴走魂を扱ってるみたいな……え? これどんな気持ちなのよ。
「はいはい。じゃあ、今回は無難くんと何をやらかしたの?」
「やらかしたって……。まだやらかしたわけじゃ……」
「どうせ、月詩の悪い所が出たんでしょ? 例えば自分勝手に何かを止めさせたとか」
「うぬっっっっ!? …………それは合ってるかも」
意地悪そうな物言いだが合っている……しかもなんかうぬっっっ!? っていう変な声出たし……
「ほらね〜。そんな意地張ってないで私に言いなよー」
「あい……」
いや短く投稿しているのはいいんですけど……マジで切りどころが……うぬっっっっっという9話でした。
いや〜この現実世界の話には自信が持てませんね!
私は現実世界の掛け合いがめちゃんこ下手くそなんで……ってことで次回は無難が登場します




