第86話 〜ペルの決断〜
第120陣、第130陣、第140陣、第150陣の全てのプレイヤー達がクレタ達のパーティーのように上手くいかず、されど、あそこまでいけたパーティーは約100パーティー。
その全てが、あの理不尽の赤い光線に殺られてしまった。
「ふぅーーー」
着々と近づく月詩達の番。
皆が絶望を感じている中、1人だけ、たった1人だけ勝機を確信している人物がいた。
「ペルくん」
「は、はい!? なんですか!?」
月詩はペルの緊張している顔みて、これから言うことは酷だな〜と思う。
「安全で、危険な行動をしないプランの勝率は約2パーセント。安全ではなくて、超危険。一歩間違えたら確実に死が待っているプランの勝率は約5パーセント。ペルくんはどっちを選ぶ?」
「え?」
ペルは月詩のことを凄いとまた思う。
絶望の渦の中に、勝機を見いだせる作戦を2つも考えつくなんてと。
これが元世界1位の中でも切手の頭脳を持っている人かと。
なら答えは1つ。このチーム、月詩、無難、傘比、レーズンに見合うような強い、決心と意志と行動をしなければ、このパーティーにいる必要は無い。
「ヘラさんは、もう僕が選ぶ、選択肢を知ってるんじゃないですか?」
「うん、知ってるよ。安全な方でしょ?」
「ち、違いますよ! 危険な方です!」
「ははは。知ってるよ。ちょっとからかっただけだよ」
月詩は立ち上がり、プランを作戦をざっと頭の中でまた確認する。
そして、その作戦の内容を少し”省いて”言うと。
「ひ、ひえ〜。さすがヘラさんは、考えることが違いますね」
「でそでそ? よしっ! いっちょやってやりますか!」
ここで月詩達の順番が回ってきた。
作戦を伝え終え、完璧に頭に入れたであろう瞬間、に間髪入れずに戦闘に入る。
完璧な時間計算。
「はい! やってやりましょう!」
ヘラ、ペルの決死の戦いが今、始まる!




