第8話 〜魅せられた〜
「ふんふふん〜〜」
「おはよ〜」
私はお父さんに起こされ、リビングに下りてきた。昨日の事件の後は攻略法とか色々考えたけど、考えれば考えるほど無難くんを思い出した。そのせいでイラついて、いつもみたいな考察が出来なかった。
現に今だってイライラしてるし。
「あら、どうしたのそんな怒った顔して。お父さんの愛娘がするような顔じゃないわよ」
キッチンでご飯を作っているお父さんが、私の顔を見て心配そうな顔をする。お父さんになんて話そうかと考えたらまた、無難くんの数々の言葉を思い出す。
「ううううう、ゲームで嫌なことがあったの。思い出したらイライラしてきたぁぁぁぁぁぁ!」
「月詩がそんなにイラつくなんてお父さん心配しちゃう。ゲームのことはからっきしだけど……なにかあったの?」
「うーーーーん、友達? いや、ゲームフレンド? うん? 無難くんの立場ってなんだろう?」
「あら! まさか男の人の事で悩んでるの!? いやーんお父さんの前では恋愛沙汰は話さないでよ!」
あ、しまったお父さんの前で恋愛の話をしてしまい、お父さんは赤面し、顔を隠す。
うん? これは恋愛の話なのか?
「あははは、お父さんは恋愛に関してはウブだからね〜。恋愛ドラマとか見ると直ぐに興奮しちゃうし。ってか私の彼氏はゲームだから」
「あら〜、それは世も末ね〜。でも、私の愛娘はどんな問題でも解決出来るでしょ? はいどうぞ」
お父さんはお皿を持ってきてくれて私の前へと出してくれる。
「ありがとう。だけど、今回はなんか難しそうだね」
「じゃあ、願掛けにお父さんのマッスルボディー見なさい!」
お父さんはポージングをし私に筋肉を見せる。あ、因みにお父さんは裸エプロンっていう高度な服装してるから、めちゃくちゃ筋肉が見える。
あ、私はお父さんのせいで筋肉がない人の方が好みだ。
「よ! 背中に鬼が宿ってるよ!」
「ふんっ!」
「肩スイカかよーー!」
「ふんっ!」
「腹筋で大根おろせるよー!」
「ふんっ! ふんっ!」
世の中ではカオス。私の家庭では普通。またいつも通り、楽しい1日が始まった。でも、無難くんの事が無ければもっとよかったんだけど……。
おい! なんだよこのカオスな家庭は!との第8話です。
私の投稿時間は本当にランダムなので悪しからず




