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第68話 〜それぞれの夜 with傘比 中編〜

 ここは屋上に続く階段。普段ならば、どこにも行き場がない人の憩い場になってるはずの場所。


「................」


 毒舌王子はいつもここで、ご飯を食べている。


 入学当初からこの場所でご飯を食べ、近づく者に罵声をくらわす。無難の言動によってここは、毒舌王子の王座だと学校では認識されてい。


 ここには女子達は近づく勇気は出ず、男子達は近づく理由もない。


 そのため、本当に無難のための場所である。


 だが、そこには例外も勿論ある。



 それが————



『やっほー、無難くん!』


『……またお前か……』


『うん、また私だよ〜』


 例の如く、また傘比が無難の前へと現れる。


 いつもの恒例行事と言っても過言ではないだろう。


『また、告白か?』


『正解ー』


 傘比は無難が座っている階段の、下の段に手紙を幾つも並ばせる。


 黄色、緑、赤、青、白色、沢山の色の手紙が無難の前へ差し出す。


 無難は「はぁ〜」とため息をつく。


 毒舌王子、月神は常日頃から告白をされている。


 月神には面と向かって


 毒舌王子には手紙で


 告白の仕方は学校の暗黙のルール。


 無難に直接手紙を渡す人も少なからずいるが、全て罵倒をされ心を引き裂かれ、終わっている。


 そして、大多数の人は誰かに手紙を預け無難へと渡して貰っている。


 そう、その都合がいい女が傘比なのだ。


『……言ったよな。俺は告白もしないし、告白も受けないって』


『うん、聞いたよ〜。でもさ〜、私も頼まれちゃっから……じゃあどうせ読まないし、1つづつ読むね』


 傘比は1つの手紙を開け、文章を読む。


大和無難(やまとぶなん)くんへ。私はこの学校に入ってから貴方の事が、ずっと気になっていました。私はその毒舌や嫌味は何も気にしません。貴方の事が全部好きなんです。だから、付き合ってださい。 1年生 神谷日見(かみやひみ)


『……下らない女だ』


『あー、そういうこと言うから友達出来ないんだよー?』


 傘比は徳高望重。全学年で傘比という生粋の陽キャを知らないものはいない。


 流石の無難でも傘比の存在は知っていた。


 無難はこいつも、俺を狙っているのではと自意識過剰に疑っていたが、清々しい程の性格と、裏にある気持ち悪い性格にすぐに気づき、傘比に対しての無難の好感度は“普通”になっていた。


『無難くんって毎日、目の下にクマがあるじゃん。遅くまで何やってるの?』


『……ゲームだ』


『へぇ〜。私、ゲーム嫌いだからよく分からないや』


 傘比はゲームと言われ思い出すのは本当に苦手な記憶。


 友達とゲームをやると、何故か1人だけ浮く。


 ゲームが下手なのもあるがそれ以上に、むかしの記憶を思い出し、傘比はその記憶を消すように話題を変える。


『私の親友もゲーム好きなんだよね〜。無難くんはもしかして、ゲームの世界1位になったことある?』


『……あるぞ』


『はへ〜、それは凄いや! 私の親友に言ったら絶対に喜ぶよ! じゃあ、ゲームのプレイヤーネームなんて言うの?』


『絶対に言わねぇ』


『えーーー、いいじゃん。教えてよ〜!』


『拳銃のなんちゃらだ』


『拳銃のなんちゃらって適当すぎ! ちゃんとおしえてよ!』

ふふふふ! あははははは!


小説家の全ての作者って昔の小説を読むのめちゃくちゃ躊躇うと思うんですよね。

あ、思うだけで確証は無いです。


それで……私は昨年の私の小説を読みました。……ひでぇ!


うわーーーーーーーーーーー! ってなりました。また1年後、この作品をまた読んだら未来の私はどうなるんでしょうか? 面白いと感じたら今書いてるやつが面白い、下手だと感じたら未来の私が書いてる先品がおもろしい。つまり、成長しているってことですよね。


まぁそんなことはどうでもいい。


レビューを書いてもらってPVが増えましたけど、ブックマークは増えない。……私の作品の未熟さを感じました。


精進します! よしっ! 今から寝るか!



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