第58話 〜奇跡〜
ま、まあまあ。ここは落ち着こう。過去の回想シーンにいかないで、冷静にこの人の話を聞こう。
「そして、そのゲーム辞めて。次は銃と妖精の天の国です」
銃と妖精の天の国か……そのゲームは無難くんが世界1位とったゲームだな〜。
あっれ〜ものっそい、嫌な予感してきたな〜。
「そいつは拳銃で僕を殺しまくる、最悪な野郎でした」
……………………………………まだ! まだ可能性はあるからね! そんな奇跡ってないからね!
拳銃で殺しまくるって…………拳銃を使う物好きは、私の知り合いに1人いるけど! 絶対に違うから!
「ち、因みにその人の名前とか覚えてますか?」
「ブーナって奴です」
無難くんんんんんんんんんんん!
待って待って!? そんな奇跡ある!? ってか無難くんも私と同じことしてたの!?
「その人にもPKされまくって、またそのゲームは辞めました。次は炎の目のゲームでも最悪なプレイヤーに会ったんです」
炎の目。ホラーゲームとバトル要素を加えた新感覚のバトルホラーゲーム。
私もやったことあるけど凄く怖かったから、一瞬で辞めたのを覚えてる。
確か……そのゲームの世界1位はブレッドマンって人だったと思う。
まさかね! 私と無難くんが奇跡だっただけで!
「ち、ちちち因みに名前は?」
「ブレッドマンって奴です」
ブレッドマアアアアアンンンンンンンン!
ってかこの人、世界1位の人達とどれだけ戦ってるの!
こんだけ話数があるとタイトル重複してないかなって心配になります。
今、絶賛テルセウスとテーベのイベントを書いているのですが……めちゃくちゃムズい! とにかくテルセウスがムズい!
テルセウス……お前は俺の敵だ!




