第56話 〜聞きたい〜
「はぁ〜」
ため息? しかも、結構思い病んでるため息だ。
ここから話の輪を広げたら、勝ちゲーなのでは?
私の頭の中で勝利の勝ち筋が見えたぞ! これはいける!
「ど————」
くそおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
緊張しすぎて次に出る言葉が出ない!
私ってこんなにコミュ障だったっけ!? こんなに陰キャだったっけ!?
学校1の美少女なのに!? ゲームになると話せないってどういうことですの!?
「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
また長い長いため息を、ゴツい人は吐く。
うん……なんだろうこの既視感というか、聞いたことがあるため息だ。
ってかこのため息知ってる……
いや、知ってるってよりも、感じたことがあると言った方がいいかも……。
「ゲームを辞めたい」
あ、思わず口に出しちゃった……。そのせいで私の方を、凄い凝視してきてるし……。
「な、なんで分かったんです?」
「え、あ、……私もそんな時期があったので……」
「そう……ですか……」
覚えてる。この声色と、この感情、私がゲームを永遠に辞めようと考えてた時と一緒だ。あーーーーーーーー懐かしい。あの人は今、ゲームをやってるのかな。
あの人が今ここに居たらどうしたのかな? うん……これしかないよね。断られても、うるさいと言われてもいいや。
私の尊敬する人はこうやってやるはずだ。
「聞きますよ!」
「え?」
「聞きます! なんでやめたくなったんですか?」
私が何を言ってるのかは分からない。だけど、この人の愚痴や話を聞いてみたくなってきた。偽善とか言われてもあの人のように、私を救ってくれたあの、プレイヤーのように。
最近、異常なんですけど……PV数400を声、ブックマークが着々と伸びている……。
ありがたいし、俺の目標であるブックマーク35を超えたい!
私のブックマークの最高は確か……32だった気がするんで、それを超えたいですね。
でも……俺は知っている……近々……くる……!




