第53話 〜議論とは〜
「今からイベントにどうやって優勝するかを考える会議をします!」
学校が終わり、私達は少し遊んで帰った後、ゲームを起動し、ゲームの中の酒場、の個室で会議をすることになった。
会議をしようと言ったのは私だけど。
あ、勿論レーズンさんもいる。
「まずは私達が参加するイベントの詳細ね。イベントの設定としては、テーベを殺しに行くか、テルセウスを殺しいくか。2人は別々のステージに居て、挑戦者を待つって感じ。そして、1度そのステージに入ったら後戻りは出来ない」
月詩は淡々と喋り続け、イベント詳細を発表していく。
あ、どうも語り部です。ここからは私が進行させて頂きます。
「テーベのレベルは100の状態だけど、結構なステータスの上方修正はある。防具はテーベが持参してオーケー。だからやばい防具を装備してくるかもしれない。そして、武器も一つだけ持参オーケー。その武器は絶対にあの黒刀」
黒刀と言われた瞬間に傘比が体を震わせる。月詩は気が付かず、無難だけが異変に気づく。
「っでテルセウスのレベルは140。テルセウスの戦闘能力は何も分からない。運営はチートモンスターだと公言してる」
月詩が言ったように、テルセウスだけが何も情報が明かされていない。それでもレベル100のプレイヤー達がレベル140のボスモンスターに勝てる見込み薄い。
この場合は殆どのプレイヤーがテーベへの戦闘を、申し込むだろう。
多数のプレイヤーがテーベに挑むのは百も承知。月詩達は知っている。テーベの圧倒的な強さを。
どちらも難攻不落の要塞であることは間違いない。
ここではどちらかを選ぶというのが、今回の議論になるだろう。
「それでまず、私達の目標を傘比言ってみて」
何故か目標を語れと言い出す月詩に私共々困惑する。
「えーーっと、世界1位を目指す……だよね?」
「ザッツライト、その通り。それで無難くん。世界を目指すには私はなんて言ったっけ?」
「イベントで圧倒的1位を勝ち取り、世間に俺達が居るぞと知らせる」
「そう! ってことでテルセウスもテーベも倒そう!」
「「は(へ)?」」




