第49話 〜裏道〜
私と無難くんは冷や汗をかく。
「あ、やばいかも」
「......ああ」
最近のアップデートで死ぬリスクが増えたからだ。
昔ならば、あー死んでもいいかなと、なっていたこのゲームだが、バージョンアップで直近に手に入れた、アイテムをランダムで1つ失う設定なったせいで、気軽に死ねなくなったのだ。
直近、今で言うとこの失われた技術である。
「走れーーーーーッッッッッ!」
私達は後ろを振り向き、階段に一直線へと走る。
階段の距離は推定1キロぐらいだった。あのロボット達と戦った場所まで戻るのなら、私達のステータスで、無難くんならば、約2分で上れ、傘比ならば約3分、私ならば——
「約4分……」
考えろ……考えろ! この失われた技術が無くなったら物凄く痛手だ!傘比はギリギリ出口に間に合う。私は確実に間に合わない。何を錬金する? ここで1番の最適解を出さないと、そうしないとこの指輪が。
「うおっと!?」
「あぶな!?」
このダンジョンが大きく揺れる。私達は後ろに倒れそうになるが、ギリギリのところで踏みとどまる。
「やばいでしょ!」
この揺れの中でこの階段を上がれる気がしない!
どうすればいいの!?
何か……別のルートがあれば! だけど、来た時はこの道しか……待って、このダンジョンを1番、知っている人がここにいる!
「レーズンさん! 裏道とかないんですか!?」
「あるには、ありますが……」
少し歯切れが悪い答えに、私は少々の不安を感じたけどここはレーズンさんの裏道と言うのに賭けるしかない!
「その道を教えてください!」
「分かりました。では、月詩様……後はお願いします」
「え? ちょっと待って! なんかそのお願いしますは、嫌な予感がするきが——!?」
レーズンさんは腕を持ち上げ、パチンッッッッ! っと指を鳴らす。物凄い音ともに、ダンジョンが変形していくのが分かる。それは目の前の光景にも変化する。
階段の凸凹部分は無くなり平になり、そのまま階段だった場所は上、即ち角度が急激に上がり、私達は落下し始める。
「「ふぇっ?」」
うお? ふえ? ひや? PV数が有り得ないほど伸び、ブックマークが3件も増えた……。これは……怖い……!
絶対にブックマーク解除祭りが始まるんや!
いやだ、いやだああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
その為に次のお話は結構な内容です。
by 明日の1時に投稿するぞという気持ちでいる犬三郎




