第42話 〜考察〜
「ですが、その前に昔話をしてもよろしいでしょうか?」
唐突に切り出された、昔話という発言。昔話ってどういうものだろうか?
「昔話ですか?」
「はい。このダンジョンの創設者のパン・チラチラ博士の言葉などもありますが、聞きたくないのでしたら先に報酬をお渡しても構いません」
このダンジョンの創設者のお話なんて聞く価値しかないじゃん! 近代チックなダンジョンをどうやって創ったとか、どうやってロボット達を創ったとか。
「昔話……まあ時間はいっぱいあるし、なにか分かるかもしれないから聞いてみていい?」
「いいよー」
「…………」
案の定、いいぞとか言わない無難くんは置いといて。
「存分に話してください」
「ありがとうございます」
何の話が聞けるんだろうと私達はワクワクしながら、レーズンさんの言葉を一語一句聞き取ろうと耳を傾ける。
「このお話はパン・チラチラ博士の事であり、質疑応答は一切受け付けません。それを承知の上聞いていただけたら幸いです」
質疑応答が一切ダメって、それほどの話を今からするってことだよね? しかも、パン・チラチラ博士の事ってことは、今からパチ・チラチラ博士の歴史を語るのかな?
考察が考察を呼ぶよこれは……。けど、とりあえずは話を聞いてみよう。
「まず、この世界にある全ての失われた技術は、全てパン・チラチラ博士が作りました」
「え、それっ——う……」
私が喋ろうとしたらレーズンが鋭い目付きで、私を見てきた。そうだった質問はダメだ。私を殺して聞いていよう。
ってか失われた技術を、パン・チラチラ博士が創ったって、これは全世界の誰も知らないんじゃないの!?
「今回はその経緯を話させていただきます」
今回は……って何故か含みのある言い方、ちょっと怪しいが……くうううう! 質問できないのってこんなに辛いの!?
「これは昔、パン・チラチラ博士が5歳の頃。パン博士はそれはそれはシャイボーイでした。話せるのはお母さんだけ、女の子とは一切話せませんでした。ですが、ある日事件が起きたのです」
事件が起きた。あるあるならば親が殺されたとか? その復讐感情に襲われ失われた技術なんてほどの物を創ろうと奮闘したとか?
うーー情報が足りない!
今日から1話から徐々に話を直したいと思います。
嫌なんですよ、なんか昔の話を見るのは! なんかこう! 悶えるのがある!
そしてお題を頂いた番外編をかかしてもらいました!
近々公開です……1週間後とかかな?




