第41話 〜よしっ!〜
「まずはヘラ様。扱いが難しい《錬金術師》でありながら、聡明な判断力、尊敬に値します。しかも、スキルを擬似るという現代には、考えられないないことをやってのけました」
私達はイベントに口を出したらダメだと、無言になるけど。
「えへへ。こんなになんか率直に聡明とか尊敬とか言われると、照れるものがあるな〜」
こんなに褒めてくれるのは傘比とかしかいないけど、他人から言われると……。うん! ちょーー嬉しい!
「お次はカサヒ様。貴方様は遠距離型の職業でありながら、球体型のロボットを倒してしまいました。これは私から見ても、偉業といっても過言ではないでしょう」
「偉業って意味は分からないけどー……嬉しいな」
傘比も褒められて少し顔が赤い。やっぱり自分の努力を褒められるっていいことだよね〜。
でも、私はまだ褒めてなかったけど、あの球体型のロボットをどうやって倒したんだろ? 特段に簡単な倒し方は、弓矢を持って小突けば倒せるんだけど。
「そして、1番突出していたのはブーナ様です。貴方様はまだ本気ではありませんでしたね?」
「え......本気じゃなかった?」
そんなことはありえないと思うけど。無難くんなら有り得る……。いや、無難くんだから有り得る。ってか私は結構本気であのロボット倒したけど、無難くんはまだ本気じゃなかったって、なんか悔しい!
「それらを見て貴方様達は私の……いや、パン・チラチラ博士のダンジョンをクリアしたことを認めます」
パン・チラチラ博士って誰!? っというパワーワードは置いといて、ダンジョンクリア……あんなに無理だと思っていたダンジョンをクリアできた。
「「やったーーー(よし)!」」
私と傘比はガッツポーズをし、ダンジョンを攻略した喜びを噛み締める。
あんなにも無理だと思ったものが、クリア出来たなんて。
傘比が居るだけでこうもピースがハマったようになるんだ。流石、コミュ力お化けの傘比だ。
「なのでわたしくしから、貴方様達には報酬を授けたいと思います」
ダンジョン報酬って、一番最初にダンジョンを攻略した者だけが貰える報酬だよね。その中身は金銀財宝、失われた技術もあるっていうけど。
今回は絶対に失われた技術は関係があるでしょ!




