第40話 〜おめでとうございます〜
「うわ〜、凄い深ーーい」
過去最大級の気持ちいい勝ち方をし。感無量だった私たちは、あのルームの中央に現れた階段を下りている。
「もう、あれ以上の敵はいないと思うけど……。やっぱり警戒しないと」
階段は先程までいたのルームまで下りる階段の比ではなく、広く青白く、そして深い。
階段の深さは私達の心を踊らせ、不安感を煽る。
階段の深さ並の強いモンスターが、出てくるのではないかと、思ってしまう、もし、それほどの敵が出てきたら、逃げるか、無謀にも挑戦するか。どちらにしても、負けは確定でしょ。
「もしかしたらさー、100角形のロボットが出てくるかもーー!」
100角形……これまた凄い数字だ。そんなロボットが出てきたら私達は勝てるであろうか?
「そしたらまた倒せばいい」
「それは……そうか」
昔ならば無理、絶対に無理! とか言ってたはずなのに……私も変わったな〜。
昔の私なら絶対に悪い方に成長してると、思ってたんだろうな〜。今の私なら、この3人となら何処にでも行ける気がする。
「あーー、床が見えてきたー」
傘比が言ったおり平坦な地面が見えてきた。私達が階段から下りきり、ルームを見てみる。
「何ここー!」
このルームは青黒く、少し暗いけど明るい。だけどそんなにでかくはない、とても不思議な空間。
「あれは……」
ルームの次に映るのは、異様な空気を放っているこのルーム真ん中の突起物。
「誰あれ?」
目に映ったのは一人の女性。
このルームの真ん中の突起物の上に立っている。
白髪のショートカットに、サファイアみたいな綺麗な青い目。あれほど、完璧なキャラクターは絶対に造れない。
あれはNPC……それか、あのロボット達を凌駕するボスモンスターか……。
「ようこそおいで下さいました。私はサイミ森林、地下ダンジョン管理者のレーズンといいます」
「……管理者か」
ちょっと残念そうな無難くんは置いといて、未だにあやふやだった事実が発覚。ここはやはりダンジョンだったし、管理者が出てきた......? ってかダンジョンに管理者が居るとか聞いたことがないんだけど……。
でも、管理者ってことは多分、ここのボスだと言っても過言ではないと思う。
「貴方達の活躍は本当に素晴らしいものでした」
レーズンは私たちの目を見て心のない拍手をする。




