第19話 〜10秒〜
「こっちは10秒で終わらせる! 傘比、それまで持ちこたえて!」
「分かった!」
月詩は目の前のウルフを殺さない限り、状況が打破出来ない。そして、無難と傘比の成長を信じ、月詩は目の前の6匹のウルフに目を向ける。
月詩は両手を右と左に広げ錬金術を発動させる。
「中級錬金術『百の刃』!」
月詩の周りの空中に100個の多種多様な剣などの刃物類が出現し、無数の刃物は地面に落ちる。
それはただの剣ををただ出しただけ。
「ふぅーーーーーーーーーーーーーー!」
月詩は息を吐き集中力を高め、息を吸ったと同時に——
「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
月詩はナイフと細剣を拾い、目の前のウルフへと突っ込む。
「ウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
月詩を待っていたかのように、月詩に向かっていたウルフは後ろへ後退し、両端から2匹のウルフが噛み付こうとする。
「ッッッッッッッッ———————!?」
私は、この月詩の戦闘を見て月詩は死んだと感じた。それは誰から見ても分かるだろう。
ウルフのスピードに《錬金術師》が、対応できるわけが無い。
普通は死んでしまうのがオチだ。
だが、月詩には無難とは違う才能がある。
無難には圧倒的な戦闘スキルと感覚で敵を薙ぎ払うが、月詩には圧倒的な戦闘スキルも、感覚もそんなものは無い。
月詩には圧倒的な情報力、判断力、考察力に長けている。
そうこの状況に対して月詩は全てを————
予想していたのだ
「「ワフッッッッ!?」」
2匹死亡。左手のナイフで左から攻めてきた、ウルフの顎を下から一刺し。右手から攻めてきたウルフに対して、細剣で首を刺す。
「ワウウウウウウウゥゥゥッッッッッ?」
月詩に対して、負けた理由に気がつかないウルフ2匹は死ぬ間際まで、何故自分が死んだのか分からなかった。
月詩が勝った理由に分かったのは、語り部の私だけ。
私自身が見たものすらも、合ってるか分からない。
何故ならば、ウルフが両端から攻め入る前から、月詩はもう攻撃モーションに入っていたからだ。
この有り得なすぎる情報処理能力に私は感服する。
目の前のウルフは後退、2時の方向に1匹、9時の方向に1匹、もう1匹は——
何故か月詩は右足を上げ思いっきり、落ちている剣に向かって踏み込む。
すると地面にあった剣が、”後ろから来ていたウルフに突き刺さる”。
「下級錬金術『風の刃』」
剣が当たるところを確認せず、月詩はすぐさま2時の方角にいるウルフに、右手の手のひらを向け錬金術で創った『風の刃を放ったとき、背後のウルフは死に至る。
そして、先程のように足を踏み込み武器を取る。
月詩はロングソードを選択する。
「はああああああぁぁぁぁぁ!」
『風の刃』で怯んでいた2時の方角のウルフに向かって、月詩はジャンプをし縦回転をする。
もちろん、怯んでるのだから頭から顎下へとウルフは真っ二つに引き裂かれる。
なにもスキル補正もかかってもないのに、これほどまでの技を繰り出し、しかも、回転をしながら、背後から月詩へと突進していたウルフへ、ロングソードをぶん投げる。回転の速さに乗ったロングソードは、ウルフの頭にぶっささりウルフは声も出ず死んでいく。
「下級錬金術『風の刃』!」
そのまま月詩は、回転し着地する間にも魔法を錬金した。最初に攻撃をかわされ後退したウルフへと放つ。
そのウルフはというと、先程、2時の方角に向けて放った『風の刃』で足元を切られ動けないため、為す術もなく『風の刃』で死んでいく。
ジャスト”10秒”。有り得ないが詰まりすぎている。いや、これが元世界1位の戦いだ。
「傘比は!?」
どう!? かっこよく書けたよね!? 書けたはず!
まぁ……またウルフなんですけど……ウルフの戦闘シーンだけが上手くなっていく……俺はウルフなんか……ウルフ……華が無いよ……華がないんだよ!
オーガとかそういう感じのモンスターの方がええやん!
まぁこれこらロボットとかいう意味分からんオリジナルモンスターの戦闘シーンを書くんですけど!
まぁそんなことはどうでもいい。
いや〜ブックマークが2件も減りましたね。この昨夜のブックマークが2件増えましたありがとうございますってかいた直後に減るってこれは読者からの挑戦状ですね。
腕を温めときます。
by もう後書きの書く内容が枯渇してきた犬三郎




