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第17話 〜ウルフ〜

 傘比を後ろ、無難と月詩を前に位置づけて、一般的な陣形を組み戦いに挑む。


「傘比! あのウルフを自動追尾で!」


 1匹でも数を減らそうと、群れから離れているウルフを見つけ、そこへ傘比に弓矢を撃てと指を指す。

 傘比は弓矢を構える。


「わ、分かった! スキル 『我流 弓術 壱の型』発動!」


 傘比はウルフへと弓矢を放つ。


 勢いよく放たれた弓矢は一直線に、月詩が指定した違うウルフへと飛んでいった。


「あ! 違う方に行っちゃった!」


 1匹のモンスターには確実に当たった。仕留めるまでにはいかないものの、確実に瀕死にさせ、動きは鈍くなる。ほぼ1匹は戦闘不能と考えてもいいだろう。


「それにしも月詩達から貰った弓矢、最高に強ーーい!」


 ミーミ森林に入る前。ミーミ森林のモンスターにも対応できるよう、傘比が装備できるギリギリの武器を渡したのが功を奏した。


「無難く———!」


「分かってる!」


 傘比の弓矢によって、瀕死になっていたウルフに、1本のナイフを投げ殺した。


 そして、傘比が瀕死にさせたウルフを狙うと同時に、もう1本のナイフを投げ、違うウルフも殺してしまう。


「ウルフ2匹死亡、残り20匹!」


 ウルフ達もこうしてはいられないと枝分かれになり、ウルフの基本的な戦い方になる。ウルフの戦い方は、ヒットアンドアウェイが基本だ。


 ウルフの戦い方は、数が居ればいるほど圧倒的な強さになる。ウルフ達の数を見れば、最高の状態(コンディション)だ。


「「「「「ワウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ!」」」」」


 左側に4匹、右側に10匹、前に6匹。頭を回転させろ。何が最適解かを......


「無難くん! 左側のウルフ4体任せるよ!」


 月詩は無難の圧倒的な戦闘スキルを信じ、ウルフ4体を任せる。無難は「そんなこと言われなくても分かってる……!」っと言いながら——


「ふんっ!」


「「キャアンッッッッッッッッッッ!?」」


 右側に移動したウルフ達にナイフ二本を投げ、確実に殺したのを見て、スキルを発動させる。


「スキル『俊敏』発動!」


 無難は猛スピードで左側のウルフへと走り、スキル『武器戻し』を使いまた武器を戻す。

 無駄が完全にないこの動き流石、元世界1位。


ブックマークが1個増えましたありがたや〜!



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