第11話 〜弟〜
私、 源五郎丸傘比16歳!
私はゲームが大っ嫌いだ。……いや、それはちょっと語弊がある。ゲームが苦手すぎて嫌いなだけ。
でも、私の大親友の月詩は元世界1位のゲーマー。
私と月詩は同じ趣味を持っていないけれど、とても仲良しでそれに満足していた。
「だが! あの野郎が出てきやがった!」
男っ気がなかった月詩だったはずなのに、学校1のイケメン。名前は無難。通称、毒舌王子って男子が月詩と仲良くなり始めた。
月詩が口を開けばゲームや、学校や私のことを話したのに、昨日からは無難、無難、無難、無難、無難、無難、無難……。私は気が狂いそうになった。
「あの野郎! ぶっ〇ろしてやる!」
月詩は私だけの月詩なのに!
これは宣戦布告といっても過言ではない!
私は怒り狂っている!
現時点では無難くんと、このままでは仲良くなっていくだけ。それを、危惧した私は急遽パチモンヘルメット……10万円のお小遣い全て叩いて買った。
この行為については、微塵も後悔はない。
ゲームが嫌いでも無難くんだけには、負ける訳にはいかないのだ。
「だが、僕はここで油断してしまった」
私も月詩とは親友だ。ならば、親友としての行為をしなければならない。
問題はここからなのだ。月詩は無難くんと、喧嘩をしたと言い出した。ここは冷静に月詩の意見に尊重し、無難くんを批判しまくり、無難くんとの関係を止めさせ、私と月詩のゲームライフを送ろうとした。
「だが、僕は圧倒的に馬鹿だった!」
私は本当に馬鹿だった。パチモンヘルメットを買ったことによって謎の余裕が生まれ、いつも月詩以外から相談される悩み相談解決クラス以上の働きをし、一瞬でその問題を解決してしまった。
もう、気づいた時にはもう遅かったのだ。
「僕はもう、月詩お姉ちゃんとの関係を止めるしかない!」
本当だ。私はもう月詩との関係をやめて、全て無難くんにあげた方がいいんだ。そうだ……そうなのだ……
「っておおおい! さっきから私の心をよんで、凄いこと言わないでよ! 文字だけ見たら私が言ってるようじゃん!」
「あははは〜バレちゃった? だって、お姉ちゃん心読みやすいんだもん」
悪戯な顔をする私の弟。源五郎丸陽凰。
なんで陽凰が私の部屋にいるかって、パチモンヘルメットの設定やらをやってくれているからだ。
私はコンピューターとかがらっきし。
私の弟はパチモンヘルメットを持っていて私が今からやる、剣と魔法と失われた技術を持ってる弟に色々設定をしてもらった。
「それで早くパチモンワールドに行かなくていいの?」
「そうだった! っでこれってどうやって行くの?」
「パチモンヘルメット被って、いざ、パチモン世界へ! って言ったら入れるよ」
「弟、ありがとう〜。では行ってきます!」
私はベットに横たわり、パチモンヘルメットを被る。目の前には近代的な凄い画像が見える。
これは、昔映画で見た景色に似ている!
「うん。行ってら〜」
弟の声を聞き私は弟に教わった通り声を大にして言う。
「いざ! パチモン世界へ!」
いや〜今、戦闘シーンを書いているのですが……めちゃんこ難しい。私は前作で1体1のシーンしか書いてきてなかったので複数に相手の書くのが難しい!
まぁそんなことはどうでもいい。
志村けんさんが死んでしまった……私は小さい頃ドリフターズをめちゃんこ見ていたんですよ。その私のお笑いの原点である人が死んだ。
実感が湧かない。悲しくもないし、嬉しくもない。ただただ実感が湧かない。…………いややっぱり悲しいですね。
これから世界はどうなっていくかは分からない、だけど私は志村けんさんの死は絶対に忘れない。
っと本文は明るいのに後書きが暗いのは嫌ですね。
あ、そういえば最近、腹の具合が悪いんですよね……
腹の具合が? 腹の具合が……パラグアイ!
そーーーれっーーー!
by 0時にも投稿します! 多分! と言っている犬三郎




