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第99話 〜黒龍の威風猛風〜
「【放て 漆黒の弓 放たれよ 最強弓矢!】 我流 弓術 肆の型『漆黒不死鳥の羽の棘』!」
詠唱が終わり、突如、傘比の周りの空中には漆黒の弓が1000本現れる。
「わーーーーお、これは本当にやばいかも」
————瞬時
漆黒の弓矢が1000射放たれる。全部の弓が一挙一動狂わない、動きと同時発射。弓矢は真っ直ぐ、テーベに向かう。勿論、詠唱が終わった傘比はレーズンに向かって鞭を放ち、絡ませ、退避させる。
レーズンの予測によればテーベのあの見えない太刀は、100射弾き返した時点で無くなる。
ならばあと900射は確実にあたるは———
「我流 黒刀術 肆ノ太刀 『黒龍の威風猛風』」
大きく弓矢が弾き返された音が聞こえた時には、全ての弓矢が跳ね返され、猛風と共に漆黒の斬撃が飛んでくる。
「——うおっっっっ!?」
2人は斬撃をもろに受ける、HPが半分以上をきり、猛風で目を開けられない。
「うっ……」
猛風が止み、傘比が目を開ける。
「ひっっっっっッッッッッッッッッ—————!?」
傘比の眼前には黒刀、その後ろにはテーベ。
こんなに間近に黒刀を見たのは初めて、こんな間近でテーベを見たのを初めて————
こんな間近で死の匂いを感じたのは初めて。




