第0話:プロローグ 神相手、それでも彼は弱さを見せない
「あなたはこの世界の人間では無いですね」
俺は、このきれいな女性の声で目を覚ました。
だが、そこは見慣れた俺の寝室では無くただ白い空間だった。
「目を覚ましたか」
また女性の声が聞こえる、だが女性の姿は無い。
「誰だ?」
もちろん、これが夢だと言うことも考えた。
だが、もし夢なら今つねっている腕が痛いはずが無い。
と言うことは、今聞こえてる声はおそらく、女神辺りの存在だろう。
そんな驚くことじゃ無い。おそらく俺は、この世界で1番ハイスペックな人間だろう。
神の1人や2人来たっておかしくない、実際に今まで2人の神にあったことがある。
確か、もうこれ以上ノーベル賞を取るなとか言ってたな。
俺は、39個のノーベル賞と196個のギネスを取っている。
ちなみに、西暦3156年の、サンフランシスコ オリンピックでは
100m7,21秒の記録を叩き出した。
まあ、そんな自慢話は、置いておき今は目の前の神と話そう。
いつもは、心理学を使い話すが今回の相手は神だ、どうせ心も読めるんだろう。
「この世界の人間じゃ無いって言うのはどうゆう事だ?」
別の世界に行くのは良いが、記憶は消したく無いな。
「そのままの意味です、あと心はお察しの通り丸見えです。
なるほど、転移する気があるんですか。それなら話は早い
しかし、世界を変える以上すべての記憶は無理ですね。」
「分かった、つまり一部の記憶なら問題ないって事だろ。」
「当たりです、では軽くこれから行く世界の説明をしましょう。」
「待て、3つ聞きたいことがある。良いか?」
「構いませんよ」
「じゃあ1つ、転移か転生か」
「選べますが転移はおすすめできませんね、何も無しで誰にも育てられる訳でもなく、ただ異世界に放り出されるだけですよ。」
「そうか、なら転生だな
じゃあ、2つ目だ何の為に俺を転移させる?」
「世界の、バランスって言うのが手っ取り早いですかね
あなたみたいな人が、いる世界じゃあ管理者のゼウスくんも可愛いそうでしょ?」
「その言い方だとつまり、あんたはゼウスより上の存在だと?」
「そうゆう事になるわね。」
「把握しておく、つまり俺がこれから行く世界の管理者よりあなたが偉いと?」
「そうよ、だからあなたの転生場所を決めれるの。」
「そんなお偉いさんが来るってことは、俺はかなりバランスを
崩してたっぽいな。
まあ、それは置いておき、3つ目だ
俺のDNAは4重螺旋であってるか?」
…
「その感じは、痛いとこを付かれたんだな。
俺がいた世界の人間は2重螺旋のDNAなはずだが
俺は違う。
あんたは、俺が産まれるところをわざと間違えた違うか?
多分あんたより上の神が居るだろ?
敬語がたまに混ざってるぞつまり上の存在がいるって事だ違うか?」
「私より上の存在そんなもの居ないわよ。
全員に敬語の可能性もあるでしょ?」
「そうかそうか、あんたは敬語を使うような相手にゼウスちゃんなんて呼ぶのか?」
…
「まあ、神の上下関係も大胆分かったから教えてくれよ。
俺は、4重螺旋のDNAなんだな?」
「そうよ、でも転生する時に3重螺旋になるわ。
まあ、代償みたいな物ね。
あと、記憶も1部消えるから。」
「で、俺が行く世界は?何重螺旋の世界なの?」
「2重螺旋よ、その変わり魔法とあなた達が読んでいるような物がある世界だからあなたが賢者になるのも時間の問題ね」
そう言われると同時に、その空間は黒い世界に変わっていった。
「クソ、あの神これから行く世界の事教えてくれるんじゃ
ねえのかよ。」
そんな事を口にしながら意識を手放した。
2重螺旋DNAと言うのは、ハシゴを捻じ曲げたような形のDNAで3重螺旋は、うん説明できんググってくれ。