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空浮ぶ請負人が過ごす日々  作者: チカさん
第四章 今夏は水枯れのもよう
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説明会

 説明会当日。請負人ギルド連盟の建物に入り、受付で説明会の場所を聞き、会場に入った。

どうやら早く着いたようで、まだ一人しか部屋の中にはいなかった。


俺もテキトーに座り待っていると、三人目、四人目が到着した。時間ぎりぎりに。

そして予定時刻の四の鐘が鳴り響いた。


少ないな。

聞いた話、百五十人程呼ばれていたらしい。もちろんあちらの勝手な事情で集められているからもろもろの理由で来れない来ない者もいるが。

やっぱり少ない。意志ある者は第一陣、第二陣で向かったという事か。皆、真面目だねぇ~。



 そして鐘が鳴ると、いかにもな人物が三人入って来た。

一人は格式ばった服装の者。一人はそれなりの文官職に就いてるっぽい者。一人は連盟のお偉いさん。といったところか。


「・・ふむ。四か」


連盟のお偉いさんと思われる者が今居る人数を数え、


「皆、此度の呼び掛けに集まってくれた事をうれしく思う。早速だが今回の話しに移らせてもらう。

既に内容を聞き及んでる者も多いだろうが、依頼内容はモズナン地方で現在起こっている干ばつについての対処。詳細はこちらのトズヴェルト殿よりご説明頂く」


格式ばったさんの話が始まった。



 格式ばったさんの説明内容は端的に訳すと、ギルマスが言っていた通りの内容だ。ただ格式ばったさんは馴染みの無い言い回し、内容の密度が薄い俺達とは関係無い事ばかり言う。所詮他業界人だ。気にしてもしゃーない。


話を聞き流し、説明が終わると格式ばったさんは退室し、文官っぽいさんの細かな補足説明が入り説明会は終わった。


それも殆どギルマスに聞いていた内容ばかりで、文官っぽいさんの説明が終わると連盟職員と領政府職員、兵士が入って来て要相談案件や申請手続き、部隊の編制が始まった。




 人数も少ない事もあり、あっという間に面談の順番が来た。


「千切れた鎖の紋章。パッソルト総合のリトで合ってますか?」

「はい」


千切れた鎖の紋章はパッソルトギルドを表す紋章だ。

ギルドカードを提示するとまずその紋章が目に入る。今回パッソルトギルドからは俺一人しか呼ばれてないからそれだけで分かったようだ。


「ではリト殿いくつか質問に答えて貰いたいがかまわないか?」

「どうぞ」

「資料によると、君はその頭の上のモンスターを使って雨を降らせる事が出来るそうだが。それは本当か?」


ふむ、俺が呼ばれたのはこれが原因だな。

ただし訂正が必要だ。


「いえ、雨っぽく放水する事が可能なだけです。水は魔的な力で出してるわけではないので補給が必要です」

「ううむ、補給がいるか。では一度にどれ位の水を放水出来る?」

「うーん。正確に量った事はありませんが、四十モットンはいけるなぁ」

「十モットン樽、四つ分か。・・・見た目の割りに力持ちだな。では申請や相談事は何かあるか?」

「では騎獣と飼料の申請を………」


ポクーの移動時の騎獣申請とエサの魔水に関する申請手続きをし、その後も質問が続き、二十五班に所属する事になった。

第一陣の一班からの連番という事で、全部で二十五班。つまりヴィーゼヌ領救援隊最後の班という訳だ。ただ第三陣の班の中で唯一請負人が組み込まれている班でもあった。




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