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空浮ぶ請負人が過ごす日々  作者: チカさん
第三章 ダンジョンと呼ばれるもの
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ダンジョン採掘2

 三本目の蝋燭が尽きる頃、運搬組が何度目かの帰還を果たした。

そして帰って来たライツさんが蝋燭を見ると、


「次が最後だな。よし積み込めるだけ積んで撤収するぞ」


今日は初参加組が多いので時間目一杯の蝋燭四本ではなく三本での切り上げだ。当初元気だったラムも三回目に帰って来た頃には元気がなくなっていた。慣れないとこのダンジョンという環境辛いんだよね。暗いしモンスター出るし人出るし。

全くこの部屋から出ていないネロ少年とカビト少年の表情も暗い。


慣れてる鉱夫達は休憩中は寝たり、仲間内で賭け事したりと余裕の態度だ。初参加以外の請負人も似たようなものだ。

ダンジョンではいかに休憩中に寛げるかが大事なのさ。


撤収作業を開始し、全て片付けたのを確認した後地上に向け行きと同じ隊列で進んだ。ただ、行きと違い帰りは静かだ。

同業者達の採掘音は相変わらずだがな。




「か、帰って来た~」


モンスターを退け同業者達とすれ違い地上に無事帰還を果たした。

時刻は蝋燭が正確なら昼を少し過ぎたあたりのはずだ。


まず貸集積場に全ての鉱石を積み込み、受付に焼印の押された板を返し、人材派遣商に鉱夫達を返して残りの金を払い、再度貸集積場に向かった。


仮集積場にはパッソルトギルドの事務のおっさん、何時もは受付後ろの衝立の向こうで仕事をしているトルネルさんが来ている。

税を納めた後は一般的にギルドに卸す。だからここまでトルネルさんが出張してきていると言う訳だ。


「皆さんお疲れ様です」


トルネルさんがそう言うと、後ろにいた兵士達に合図を出した。

あの兵士達は税分を徴集するため測量員だ。

山積みされた鉱石を整え紐を使い、慣れた手つきで測量していった。俺達はそれを真剣な目で見ている。


測量も終わり、測量の指揮をしていた兵士がライツさんとトルネルさんの元で確認し、問題が無かったようでその分を徴集され始めた。

徴集されていってるのをしり目に、今度はライツさんとトルネルさんが交渉を始めた。税は品質度外視の一定税率だが、トルネルさんは先に来て鉱石の品質等を確認している。



 交渉事は纏まりトルネルさんが紙をライツさんに渡した。

あの紙をギルドの受付に提出すれば報酬がもらえる仕組みだ。鉱石に関しては後はギルド側の管轄だからもう気にする必要はない。


「皆帰るぞー」



こうして久々のダンジョン採掘の行程を全て終わった。

建物から外に出ると昼の太陽は眩しかった。




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