表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
0次元からの呼び声  作者: 山本セバスチャン
7/22

第2.4章:そこに在る“物”

第2.4章:そこに在る“物”


【防衛省地下指令室】


「目視確認は継続中。レーダー反応、依然としてゼロです」

「熱反応もなし。赤外線・レーザー測距いずれも無反応」

「本物体、全方向からの接近試みも阻止されず、ただ……そこに“ある”状態です」


巨大スクリーンに映し出された東京上空のリアルタイム映像。

そこには確かに、黒い直方体が静止していた。


航空自衛隊・第1航空団の管制士官が声を荒げる。


「スクランブル出せ。F-35を2機、接近限界まで飛ばせ!」


「了解!百里基地より発進!」


間もなく、戦闘機がモノリス周辺の高度まで到達。

だが、パイロットの声が震えた。


「……これ、なんなんだ。距離100m。機体のセンサーが“空間異常”を検出してる」

「光が……曲がってる?空間そのものが、捻れてるように見える!」


「映像を送信してくれ」

「映してます……だが、解析不能。オブジェクトが“存在していない”と処理されてる!」


緊張が走る中、現場指揮官が防衛大臣に告げる。


「最悪、攻撃の選択肢も用意すべきかと……」


だがその提案に、内閣官房長官・風間重信が首を振った。


「今の段階で攻撃すれば、世界中に“宣戦布告”と受け取られる。これは未知との遭遇だ。

 我々が撃つ前に、まず“聴く”べき声があるのではないか?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ