表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
0次元からの呼び声  作者: 山本セバスチャン
14/22

第4. 3章:外交

第4. 3章:外交


【首相官邸・緊急対策本部】


「モノリス観測データと、O-Callの関連性を明確にするべきです」

中国外交官は臨時国際会議の場で声を荒げた。


「この研究がゼロ次元との“通信兵器”の開発である可能性を、我々は否定できない」

ロシア代表も追随する。


「“宇宙との交信”が何を呼び寄せるか分からない以上、それは国際安全保障上の脅威となる」


一触即発の緊張の中、各国は日本の動向を注視していた。



この対立に立ち向かうのは、プロジェクト側外交窓口である――真田智子だった。


かつて国連職員として地政学リスク対応に当たっていた才女。

冷静沈着なロジックと思考、そして“人間の理性を信じる力”を持つ数少ない人物。


彼女は、外務省内でこう断言する。


「日本がO-Callに資源を投じるのは、人類文明にとって“科学の再起”の象徴となるためです。

 ゼロ次元との対話は、我々がこの時代の閉塞から脱出する唯一の道です」


さらに国連に提出された日本の外交声明には、次のように記された。


「本計画は、軍事利用を一切前提としない純粋な科学的試みである。

 また、地球上すべての国家に対し、将来的にその知見を共有する用意がある。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ