第4,1章: 論理と洞察を兼ね備えた、人間と協働する人工知性
第4,1章: 論理と洞察を兼ね備えた、人間と協働する人工知性
佐々木「なあ、神谷さん。ひとつ聞いてええ?」
神谷「ん? なんだよ改まって。」
佐々木「このAIの名前、“アリス”ってつけたん、どんな意味あんの?」
神谷(にやりと笑って)
「正式名称は『A.L.I.C.E.』。
Artificial Logic & Insight Cooperative Entity。
論理と洞察を兼ね備えた、人間と協働する人工知性ってとこだな。」
佐々木「へえ…。なるほど、カッコええやん。でも……それだけやと、ちょっと堅すぎひんか?」
神谷「だろ? だから“アリス”って呼ぶんだよ。」
佐々木「……ああ、不思議の国の?」
神谷「そう。常識が通じない未知の世界に飛び込んでいく少女。
ゼロ次元や宇宙の“意志”と対話するなら、案内役が必要だろ?
それが、こいつさ。」
(そのとき、端末のモニターにアリスのアイコンがふわりと浮かぶ。柔らかな光を放つ、銀髪の少女型ホログラム)
アリス「ちゃめっ気あるのも、忘れないでくださいね。」
佐々木「……喋った!? 今の、AIか!?」
神谷「ようこそ、“不思議の国”へ、ってな。」
(佐々木がぽかんと見つめる中、アリスはくすりと笑ったように、アイコンの瞳を細めた
プロジェクトには、わずか数名の科学者と直感を持つ青年、AIエンジニア、そして国の外交官が関わっていた。
だが――その小さな輪の外では、世界が音を立てて軋んでいた。




