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Shutter:15 次の目的
「セルって、何か旅とかしてるの?」
「ううん。目的もなくふらふらしてる。パパに『大人なんだから家を出てけ!』って言われたから」
……大人!?
どう見ても15歳くらいの美少年なのだが!?
「……セルは何歳なのにゃ?」
「うーん。多分人間でいうと30歳くらい?」
おじさん……、というか自分より年上!?
そんなことある!?
「ミュー、こっちの世界は歳をとりにくいとか、そういうのあるの?」
「特には無いはずにゃ。セルは特殊なのにゃ」
びっくりしたあ。
自分の解釈が間違ってなくて良かった。
「このへんね、美味しいごはんがいっぱいあるからついつい長居しているだけ。」
「美味しいごはんとはなんにゃ? きになるにゃ」
「あっちのほうにね、ケムっていう穀物があるの。それがね、甘くて美味しいんだ」
日の出日の入りの方向から考えると……南の方か?
穀物ね〜。
お米大好きだから食べたいなぁ。
「よしっ、そのケムめがけてGO!」
ミューをダッシュボードに乗せ、セルを助手席に乗せて、セルの指し示す方向に向かうことにした。




