番外編 ミューのひとりごと(自己紹介)
わらわはミュー。
白いもふもふの幻獣にゃ。
体長はどこかの世界の単位でいうと30cmくらい、catとかいうのに似ているらしいにゃ。
好物は書物と美術品、建造物にゃ。
そのせいか、どこかのヒトから「本の虫」よく言われていたのにゃ。
あの無能女神と出逢う前は、どこかの世界で、両親と妹と暮らしていた「ヒト」だったのにゃ。
どう生きていたかは余り覚えていにゃいけど、よく一人で旅に出ていたことだけは覚えているにゃ。
ある日、歴史的価値がありそうな遺跡が、ねぐらにしていた街の西方にあると耳にし、旅に出たのにゃ。
途中に小さな山城跡があるのを下調べ済にゃので、そこに登って城攻めしている気分になっていたのにゃ。
その城の石垣が小さな古い城の割に石組が美しくてにゃ、竪堀も少し削れてるけど綺麗に残っててにゃ、空堀が10m近い深さがあってにゃ……。
……失礼したにゃ。
ひとしきりうろうろとして、帰ろうとした時、足を踏み外して堀切に落ちてしまったのにゃ。
そうしたら白い世界に放り出され、ポンコツ女神と顔合わせをしたのにゃ。
初対面のくせに、「ごめんなさいいぃ……」と言われながら頭を杖でたたかれたらこの姿になっていたのにゃ。
こいつが見ていられないほど無能すぎて、事務仕事を手伝っていたところ、使い魔として勝手に登録されてしまっていたのにゃ。
そこからアレやコレやとあって、今はリズの旅のお供をしているのにゃが。
旅はやっぱり楽しいにゃ。
リズはちょっと適応力が高くてびっくりするのにゃが、それも面白いにゃ。
この世界でも、美しい書物や建造物を探すのにゃ!




