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なろうラジオ大賞参加作品

クエストで雪山の洞窟調査に向かったが、パスワードがわからず終わった件

作者: 蒼田

「この洞窟だな」


 凍えるような寒さの中、俺達は巨大な口を開けている洞窟の前に立っている。

 俺達は迷宮化した洞窟の調査依頼を受けたのだが、あるのは雪山ということ。

 よって雪山登山用の装備をしてこうして調査に来ているということだ。


 【認証番号を入力してください】


「……パスワードか」

「盗賊。任せた」

「任せて! 」


 盗賊の女の子が元気よく返事をする。

 浮かび上がった文字をささっとタップして入力している。

 ……流石だな。

 少なくとも力任せな俺達には出来ない芸当だ。


「……」

「どうしたんだ? 」


 盗賊が手を止めゆっくりと俺達の方を見る。

 もう終わったのかと感心しているとぎこちない笑顔を浮かべ始めた。


「………………ごめん」

「「「え??? 」」」

『不届き者を、排除せよ!!! 』


 洞窟の奥から野太い声が聞こえてくる。

 ま、まさか……。


「失敗したのか?! 」

「だからごめんってっ! 」

「ちょ、洒落になんねぇ」

「おい馬鹿集中しろ! 来るぞ! 」


 ゴゴゴゴゴ、と奥から音が聞こえてくる。

 逃げる場所がない。

 すぐに剣を取り構える。

 が――、


 ドバァァァァァァァァ!!!


「ちょ?! 水?! 」

「そっちかよっ! 」

「ありえ……ごぼごぼごぼ……」

「なんでやぁぁぁぁぁぁぁぁ......ごぼごぼごぼ......」


 大量の水が俺達を襲った。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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