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最悪

皆さん、こんにちは。

俺の名前は伊藤真、あぁ、勘違いしないでくれよ?あのスクールなデイズの誠じゃない、漢字が違う。そもそも俺は童貞だ。

ちなみにこの自己紹介、中学の初っ端にかまして大失敗したものでもある。…あの時に普通の自己紹介をして、普通に友達でも出来ていればこんな状況にはなっていなかったのかもしれない。順を追って話そう。


俺は小学校を卒業して1ヶ月も経たないうちに親の仕事の都合で引越しをした。つまり中学では最初から友達なんてものは居ない、そこで俺の多大なるユーモアを披露しようと自己紹介を三日三晩考え続けた。そして迎えた華々しい中学入学、そこでやらかした。自己紹介を終えると教室は静まり返り、休み時間になっても誰も話しかけてこない。小学校のグループで固まって話しているようでそこに割り込む勇気もない。そんな状況が半年続いてようやく気がついた、俺にユーモアのセンスはない。よって友達も出来ない。


あぁ、哀れな俺、とっても可哀想だ。


…で、そこでのめり込んだのは厨二妄想だった。どうせこれを読んでるお前らだってした事あるだろ?最初は適当な妄想、そこから発展してキャラデザ、しまいには小説まで書き上げていた。

そして今、俺はその小説の中に居る。小説の内容はよくある異世界ファンタジー、主人公が無双しまくる山も谷もないペラペラな内容になっている。


そこでお前らが聞きたいのは俺が今どうしているか、だろう?王宮か、草原か、はたまた牢獄か。残念、どれも不正解だ。俺は今、ダラダラと続くオープニングを見続けている。下手な絵で主人公(俺)が画面の右端で走り続けている画に加え、カタカナを多用し過ぎて意味不明な設定、多すぎる登場人物、技名と魔法陣、それらを勝手にテーマソングと名付けた既存曲に乗せて永遠と紹介される。


さて、ここでもう一度自己紹介をしよう。俺は伊藤真、いい具合に社会を知った27歳の会社員だ。

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