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いてもいなくても、どっちでもいいなら

作者: 朝焼 悠

苦しくて 苦しい毎日を

今は まだと乗り越えてきた

可能性が潰えたと感じたとき

もう無理だと燃え尽きたとき

死んで終わりにすればいいやって

思っていた


こんな自分でもどうにかなれるのなら

それはいつかやってくるだろうって

何からも目を背けて逃げ続けていた僕は

結局何も見えていないまま

甘いだけだったんだ


自分の努力や頑張りだけが

残らず掬い上げられる

そんな虫の良い話あるはず無いし

なにより自分の質を理解していなかった

人に嫌われるくらい

しつこくて粘着質な

この性格を


だから だから どうか

自分を価値のない人間だと思わないでください

やってくる毎日に息を詰らせている自分を

どうか責めないで


僕は手本にも光にもなれないけれど

ここにいます


馴染めなくて 弾き出されて

自分の道なんて到底探し出せなかった

こんな僕が

それでもまだ 何かあるかもしれない なんて


要らないと、掃き出された世界に対して

白旗を降って 頭を垂れて

その足元にしがみつかせてもらっています


だから どうか

泣かないで


居なくなった方がマシ

綺麗に死ねない

消え去ってしまいたい

全て無かったことにしたい

なんて


諦められないまま

忘れられないまま

引きずりっぱなしまま

それでも生き続けることは

きっと思っているほど

悪いことじゃない


抱えた理由も重さも

それぞれだけど

生き続けること自体

絶対に

僕やあなたが思っているほど

悪いことではないから

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― 新着の感想 ―
[良い点] 朝焼さん、今日の詩は、特に訴えかける心を感じます。 リアルで何かあったのでしょうか? 朝焼さんのその気持ちが、届けたい人へ届くよう、私も一緒に祈ります。 [一言] >人に嫌われるくらい …
2021/04/21 21:17 退会済み
管理
[一言] あなたの詩は 同じような悩む人の ともしびになっています ほの暗い明かりだとて 太陽をみつめることすら 出来ない人に送る 安息の詩 貴方にしか出来ない 心、響かせる詩
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