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1章2D 誓いのキスは涙の味
【前回のあらすじ】和哉とミクの初キス⁉︎
【今回】
なんと!こんなところで初キスになるとは!
しかし、結構残念なところがあるので、ここに箇条書きする。
・ここが、寂れた科学室であること。
・今朝、餃子20個くらい食べてきたこと。
・今日の給食の餃子をおかわりしたこと。
思えば、餃子を食べすぎている気がする。
いや!そもそも給食に餃子出すか⁉︎
そうだ、給食のおばさんが諸悪の根源なんだ。
恨むぜ、給食のおばさん。
そんなことを考えていると、ミクの唇が30cmくらいのところにあった。
これは、覚悟を決めよう。
そして、明日から何があってもいいように、餃子を食べるのはやめよう。
そう思った時、ミクが
「ん?和哉先輩の口、ニンニクの匂いがするぞ。これは、キスしない方がよさそうですね」
と、口をしかめて言った。
「それに、この小説、年齢制限ないから、キスシーンなんて描写できないですよね〜」
ハハハハ。と笑うミク。
それを聞いた僕は、作者と給食のおばさんに対して、殺意が芽生えたのであった。
〈続〉