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正義の悪魔ムカデマーン

前回のあらすじ

俺は虫だぜ

攫われるぜ

殺されたぜ

泳いでこれ

グツグツ……グツ……グツグツ…………


洞窟に溶岩の沸騰した音が反響する。その中には何か呪文の様なものが張り付いている卵があった。


それは柔らかそうで硬そう……だけど不思議と温かさを感じるものだった……


カリ……カリパリ…………


卵は割れていく、内側から退かすようにそして中から゛それ゛が現れた初めに見えたのは百足の尻であった。


しかしその尾は尻尾に毒針のあるはずの部分には人間の指のようなもの、しかしそれはまるで百足の足のように硬そうで、堅牢なものであった。


その尾をまるで腕のように使い這い出てくる、次に見えたのは…………


もうひとつのあるはずのないもう1つの尾であった。


しかしそれは先の尾のように長くはなく、小さかったが指は存在していた。


閃光が卵の深淵から光り出す……


その閃光は端に行くほど細長くなっており上に吊り上がりそして、とんでもない威圧感を放った閃光であった。


「キュシリリリ…………」


バキャッ


一気に゛それ゛が飛び出した、その姿は先の腕が生えておりその間には1番小さなムカデの顔に先程の閃光……これは目のようだ、そして恐竜……ティラノサウルスのような下半身をしている……

冒涜的な姿であった。


しかしこの生物はもうこの世にいるはずもない生物であった……この者は、深淵から生まれし深きの使者。


─深きモノ─


であった……


「……ここ何処?」

「うわ……なんだこれ私の声ってこんなに可愛らしい声だったのか。」

「あは☆」

「キモイから辞めておこう」

「何この体今までのからだとは明らかに違うんだけど」

「どうにかして見れないかな……」

ニュルッ───


「首が伸びた!」

「だけど手が縮んだのか……」

「喋る意味もないし考えるだけにしておこう……」

上半身は繋がっているのか……

さて……これからどうしようか……………

…………


グ〜

ぽく

ぽく

ぽく

チーン

「ご飯食べよ」

「さーて何を食べようかなぁ……幸福にも卵があるじゃんか!」

「今日はこれを食べて寝よう……さーて明日は何をするかな」

次回予告

特訓するよ

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