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ぷるりんと異世界旅行に、  作者: wawa
断崖の牢獄~トラヴィス山脈
11/75

** 油断 **


 出演

 58歳女性 ガーランド王領地東領区総区長

 62歳男性 東領区総区長自宅管理職員

 24歳男性 ガーランド入国管理局 第三区職員

 黒鼠 雌 ガーランド第三区派遣職員同行中

     (知人宅探索中)

 黒猫 雌 逃亡犯同行中



*********



 

 タタタ、フンフン、タタタタ。


 フスフス、フンフン、フスフス。



 ピタリ、〈・・・・〉


 くるり、〈ヂュ?〉



 ・・・・・・・・・・・・・・・・。



 ギラギラ、わくわく、ギラギラ。


 ヂヂヂヂ、ヂヂヂヂ、ヂヂヂヂ。


 シュダッ!

    タッ!


 テテテテテテテテッ!!

   タンタンッ!タッ、タンタンッ!!


 テテテテテテテテテテテテテテテテッ!!

    タンタンッ!!ダダッ!タンッタンッ!!


 ーースササササッ!

 ーータンッタンッ、ガサッ!ガサガサ!!


 テテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテっ!!!ーダンッ!!、てんってん、ムクリッ、カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリツ!!


 ーーガチャリ〈何の音だ?何事か?ハッ!これは!御館様!!〉


 ソワソワソワソワ、グルグル、ソワソワ!


 ーーガサリッ!!


 ーータンッタンッタッタッタッタッ!!


 ーージャンプッ!!!


 〈ニャアッ!!!〉

 〈ヂャッ!!!〉

 〈丸ねずみ!!!〉


 ーー!!!、


 ワシッ、ヅカミッ!!ホオズリッ!!


 〈おお!よしよしっ、久しぶりだな丸ねずみ!、母が恋しくなったのか?ああ、こんなに痩せてしまって〈キューキュー!キューキュー!キュンキュン!〉そうかそうか、センディオラがお前にいじわるをしているのだな?よしよーースバンッ!!

 〈ニャニャッッ!?〉ばさりっばさりっ!


 〈メイお手柄!〈ニャニャーッ!!ニャッニャッ〉・・・・あ、〉


 ばさり、ばさり、ばさり・・・。


 〈・・・メイ?〉

 〈ヂュ・・・、〉


 〈ニャーッギャーッ!フギャーッ!〉

 ジタジタっ!ジタジタっ!


 〈そうか丸ねずみ、メイとは、天上人エ・ローハと同じ名をもらったのか?なのにこんなに痩せてしまって、〉


 〈キューウ、キューウ、〉


 〈よしよし、今お前の大好きな、ロテムの実をあげような。その前に、〉

 キリッ! 

 〈お前は、センディオラの部下だな?どうしたのだ?ここは第二の領域だぞ〉


 〈これは我が上士の御母上、緊急事態により不法侵入をお許し下さい〉


 ーーバサリッ、バサリッ、バサリッ・・・。

 ーー〈にゃにゃにゃにゃー、ニャニャーッ・・・〉



 〈ヂヂヂヂ、キュキュキュキュ、〉スリスリ。



 〈よちよち、遠い所をよく来たな?足は大丈夫なのか?また怪我をすると痛い痛いしてしまうぞ?〉

 なでなで、なでなで、モフモフ。




 食物連鎖のヒエラルキーにより猫に襲われた鼠は、危機一髪で目的の場所にたどり着いた。鼠との久しぶりの再会に喜んだ恩人により歓待された鼠は、現在の同居人の許可無く太り続けてしまう。

 



*********


 

 出演

 18歳男性 ガーランド入国管理局 第六区職員

 19歳男性 ガーランド入国管理局 第六区職員

 18歳男性 南方共和国真存在地集落 北方大猿村

      西方大陸調査隊 地質学者 

 正体不明 未確認生物(?)

 


*********



 ーーたたたたたっ!


 ピカッ!


 ーーたたっ!


 クルリ!ピカッ!


 〈・・・・、〉


 「・・・・」


 〈おい、どうした?〉


 〈・・・っかしーな、なんか黒いの、見えた気がした〉

 

 〈黒いの・・・。・・・知ってるか?まだ協定が無い頃、昔この港で飛竜に怯えた南方人ゴウドの子供が、海で溺れたって話〉


 〈やめろ、今は巡回中だ〉


 〈ロテ族の〔黒毛のあの子が呼んでいる〕ってやつ、本にもなってる〉


 〈・・・・、〉


 〈海を渡って旅に出る鼠族ロテ。南から北に向かう船の中、一人の子供が貨物室で行方不明になった〉 


 〈・・・・・・・・、〉


 〈嵐に巻き込まれたその船がたどり着いたのは、このガーランドの赤の港。嵐が収まり船は出航したのだが、その日から、何故か赤の港では、夜な夜な子供の黒い影が目撃される〉


 〈・・・・・・・・・・・・、〉


 〈たたたたた、たたたたた、小さな足音だけが暗闇の港に響く。船がない、船がないと、置いて行かれたと走り回る〉


 ーーたたた、


 ビクウッ!!!〈!!!〉


 ーーピカッ!!!


 サッ!カクレ「・・・・」ヒソミ。


 〈ははは、なんしたよ、聞こえちゃった?子供の足音が〉

 〈ヤメロバカヤローフザケンジャネエ、〉

  ビクビク。


 〈まあまあ、こんなん作り話だろ。・・・でもな、何故か夜に足音を聞いた次の朝には、港に水に濡れた子供の足跡がてんてんと・・・〈お前マジ、いい加減に、〉


 ーーヒタヒタヒタヒタ・・・。


 ーービクウッ!!!〈〈!!??〉〉


 ーーピカッ!!! 


 〈止まれ!!〉

 〈な、何者だ!!!〉


 〈・・・うわ、まぶし、なに?〉


 〈深夜は通行証が必要だ。漁港通行証を〉

 (大人だ)ほっ。

 

 〈え?、僕は漁師じゃ無いんだよねー、これからサビャ漁の船に乗って、南方に行こうと思ってるんだ〉


 〈南方人ゴウドか?〉

 (南方人ゴウド!?)ビク、

 (なんだよこの、偶然の引き合わせ、やめてくれ、)


 〈漁師の名前は?〉

 〈え、えーっと、〉

 

     ・・・たたた・・・、


 ビクウッ!!!クルリ!


 しーーーーーーん・・・。


 くるり〈なんだ?どうした?〉

 くるり〈あ、あなたは昼間の〉


     ・・・黒毛のあの子が・・・、


 ゾワリッ!

 

     ・・・呼んで・・・・・・・。


 ゾクリッ!ミブルイ!!

 〈不審者め!荷を改める!〉、

 (早くここから立ち去りてえ!!)


 〈あの、僕、昼間の、覚えてませんか?〉


 〈早く広げろ!!早くしろ!!〉


 〈お、おい、どうした?〉

 〈早く早く!!早くしろ!!!〉

 〈は、はい、〉


 アセアセ、ばたばた、アセアセ。



 

 


 未確認生物、または実体を伴わない未知なる何かの目撃情報。それをどう捉えるかは人に寄るのだが、恐怖感は時として、正しい認識機能をシャットアウトしてしまう事がある。



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