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クッション

 座席に使うクッションをどうにかするとなると、欲しいのはスポンジとなる。

 ただ、日本で作られるスポンジを作るための方法が無い。こちらにある物で代用品を考える事になる。



 まず思い付いたのは樹液を使ったスポンジだ。


 樹液を魔法で力任せに撹拌し、大量の泡ができたところで固める。

 するとガチガチになった、見た目よりも軽い樹液の板が――駄目だ、失敗だ。


 もっと柔らかく固めることができればいいのだが、それが出来るならゴムの代わりにしている。用途が異なるとはいえ、樹液では駄目だという結論が出た。

 ビニールでもあれば樹液をゲル状のまま運用できるけど、ビニールの作成には成功した試しがない。

 ネタで≪石壁≫ならぬ≪ビニール壁≫とかいう魔法を作った人でもいればいいんだけどな。残念ながらそんな奴はいない。



 ならば、綿の布を大量に重ねて使うか、布袋に綿や藁とかシロツメグサでも入れるか。

 普通は最初にこの選択肢が出て来るんだろうけど、なんとなくでこの選択肢を避けていた。結果がある程度想像できるのでやる意味を見いだせなかったとも言う。


 布を重ねる方法はアウトだ。欲しい感触を出すのに綿の布を使いすぎる。


 布袋に色々と詰め込むのは、まぁ、それなりである。座布団が同じ材質だからな。座布団二枚重ねのような状態になり、安定感が無い。そこまで悪くは無いが、微妙。

 あと、詰め物の場合は定期的に中身を交換する必要がある。メンテナンスは大事だ。


 この方法は、とりあえず保留。





 他に何か良い手は無いかと考えるが、ぱっと思いつかない。

 いや、本当は一つだけ思いつくものはあるんだけどな。それは絶対に使いたくない物なのだ。


 寒天である。

 ゲル状物質としては安定感があるし、あれをクッション素材とすればわりと俺が欲しい性能を持つ物が出来上がる。


 しかし、寒天は食い物だ。クッションではない。

 俺は食い物を粗末に扱う気が無いのだ。



 どうにも煮え切らない状態のまま、クッションの事は一時棚上げすることにした。

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