表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の中で会いましょう  作者: 伊織 黝霧
1/2

過去のお話

15歳以下は読まないでほしいな…?w


学校が終わったのは7時頃

長くまで練習をしていたせいか体がダルい

高校に入って約2ヶ月

大分慣れてきたと思うのだがわから無いところも多い

先輩の注意が減った部活動もだんだんと本気を見せてきた

「蓮夜!」

ふと呼ばれた自分の声

後ろから同級生の友達 高城 クロム が走ってきた

「クロム…。どうしたんだ?」

「いや、一緒に帰ろうってさ」

「どうせそこまでなのになんでかな」

そうクロムとは校門で別れてしまう

帰り道が正反対だから

「そんな冷たい事言うなよ〜。だって『こういう』仲だろ?」

クロムの手がスルリと蓮夜の脇腹をなぞりズボンへと入ろうとする

流石に『こういう』仲でもここではマズイ

「クロム、止めろ。学校だぞ」

「やぁだw蓮夜君つめた〜い。1ヶ月間も触れてないよ?」

「1ヶ月しかだろうが」

こうやって軽く交わさないと溺れてしまいそうで怖い

でもこういうクロムに安堵する俺がいるのも確かだ

「取り敢えずそこまでな」

「OK。さっさと行こうぜ」

いつからこういう仲なのか

それはちょっと前の話


もともとクロムも蓮夜も男に興味なんか無かった

まずあったらそれはそれで…というものであり

部活動もクラスも違う二人が出会ったのは廊下である

蓮夜は出し損ねた提出物を

クロムは忘れ物を取りに行っていた

そしてよくある角でぶつかる、というのにあったのだが問題はそれからだ

学校にあるトイレは基本

階段の前の曲がる角のところ

にある

2人がぶつかったのもそういうところだ

蓮夜の提出物が不運にも女子トイレの少し奥まで落ちてしまい、2人で見合ってからクロムが取りに行く事にした

ちょっと恥ずかしがり気味にクロムが女子トイレの

奥まで取りに行くと蓮夜の提出物を右手に持ったままフリーズしてしまった

10秒ぐらい女子トイレをガン見しているので蓮夜も

おかしいと思い、クロムを小声で呼んだ

「おい!何してるんだ?」

そう言っても返事をせずにガン見しているクロムを

ため息まじりに女子トイレに入り呼ぼうとしたところで蓮夜も動きが止まった

高校生はまぁそろそろ生理的欲求も高くなるだろう

それは生きてく上でしょうがない

だからと言って学校でおまけで女子トイレでドア開けっ放しでするか?

上4行

この日蓮夜が家に帰ってからの感想である

「す、すげぇ…」

ポツリとクロムが漏らした感想

おい、顔真っ赤だぞ

「い、いいから出るぞ!変な奴にしか見えないって!」

「え、えぇでもう少し…」

「ダメ!」

グイグイとクロムを引っ張りトイレから出す

見たいのはわかるけどちょっとな、と思ったので

「ほら、お前も何か用事があったんだろ。さっさと行けよ」

ヘナヘナと床に座っているクロムに声を掛ける

「……い」

「え?」

「したい」

「………」

テンテンテンテンテン…チーン

「だだだ大丈夫か!?いや、大丈夫じゃないな!?こんなところで『したい』はないぞ!?」

「いや、本当したい…!あんなの見せられてしたくない奴なんかいないわけない!」

「ここにいる!」

性欲が高いな、こいつ…

「取り敢えず家で抜けよ。ここじゃ無理だ」

と、言ったのだが…

……その後、俺は男子トイレに連れ込まれた

勿論クロムに

待て待て待て。俺は男だ

女じゃない

あのふっくらした胸もないぞ?

お前もしかしてそんなやt((

あれ以来、俺たちはカレカレだ……



「蓮夜?」

「!」

ヤバい昔の事を思い出してたら何も話を聞いていなかった

「ご、ごめん。で、なんの話?」

「聞いてなかったのかよ…。ほら、文化祭のスローガン。何にした?」

文化祭…

あの夏休み返上のためだけにある地獄の祭りか…

ある意味嬉しくない

「そうだね…。365日あるなかの2日だから…」

「はは!蓮夜が考えそうな事だ!あ、じゃあな」

校門に来てしまった

ここでお別れとなる

この後は携帯を通じてのやり取り

すこし物足りないがこれが3年間続くとなると

少し嬉しいかもしれない

明日は何が起こるかな…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ