No.3 showTime!
え?廚ニすぎるって?いいじゃん、別に。
さぁ、お楽しみの時間だ。
すると俺の周りの何も無いはずの虚空から機械のようなパーツが大量に現れ、俺の身体に装着される。
装着が完了した時の俺の格好はまるで目の前にいるアンドロイドだ。
だが認めん、あんなカマキリと同じにすんな。
そう、これが俺の能力、この力を使えば大体の物を作り出せる。
『想造力』
石ころから核弾頭まで。さらにはメカまで造る事ができる。
だが、この力にも幾つか制限がある。
1.生物は造る事ができない
2.この世に無い物質は造る事ができない
3.大型の物は何処か身体の一部に触れていなければ消滅してしまう。
など、他にも幾つかの制限がある。
そうだ、暴れる前にあの青年に能力が無いか調べなくては。
しかし、調べようとしたらいきなり背中をものすごい勢いで蹴り飛ばされた。
高起動型の仕業だ。
「人が考え事してんのに邪魔する奴があるか!!」
怒りに任せてそいつの顔をアイアンクローでメキメキ言わせてたら奥からなんか出て来た。
「オーホッホッホ!オトナの皆さん!ご機嫌よう!」
げ、オカマかよ!
「ちょっと寝坊しちゃったけど皆は最初の余興を楽しん・・・・って、なんじゃこりゃああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
今頃気付いたのかよ⁉
その時、隣であのデカイカマキリをお気に入りのチェーンソーで解体して遊んでいた璃藕(以降リク)が解体の手を止め、ケラケラと笑いながら言った。
「なんだあのオカマ!キモッ!マジでウケるんですけどwwww」
何言ってくれてんだあいつっっ!
慌ててあのオカマの方を見ると・・・、
あ、メチャクチャ怒ってる。
「いいいいいっ、今ッ!何つった!!??てててててっテメェッ!こっ、こここここ殺されてぇのか!!!???」
おいおい、男言葉漏れてっぞ
「しっ、しかもアタシのカマちゃんまで殺して!ぜっ、絶対許さネェ!」
「「こいつ、名前あったのかよ!」」
二人揃ってツッコんでしまった。
「てかカマちゃんてwwwマジウケるwwww」
そろそろやめてやれリク。
「あなた達!生きて帰れると思わないことね!さぁ!アンドロイドのみんな~!やっておしまイイイィィィ!!!」
オカマの掛け声と共に何十機もののアンドロイドが襲い掛かって来た。
だが、この程度のタイプの軍勢に、俺たちが負ける訳が無い。
突然隣から強い殺気を感じた俺はゆっくり隣を見た。
「クカカカッ…とりあえず殺らせろよ…」
スイッチの入っちゃったコイツは止まらない。
・・・・。
仕方ねぇ。
「よし、好きなだけ殺ってこい」
「イイイイイイイイイィィィィィィィヤッハーーーーーー!!!!!!!!!!」
あとはしばらくほっておこう。
俺は腕時計を戻しつつ騒ぎで誰も居なくなった観客席にコドモ達皆を避難させ座り込んだ。
「終わったな 所詮クズは クズなのだ」
そんな事をつぶやきつつどんどん積まれ行く鉄クズを眺めていた。
主人公まだちゃんと戦ってないね(´・_・`)