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「祖母ちゃん、オレがツいてるからな!」

 古くから高い霊力を誇る巫女を輩出してきた一族がある。その娘たちには毎月一度、「お客さん」と呼ぶ存在がやって来た。

 それは幽霊だったり妖怪だったりと様々な存在だったが、とりわけ一族の次期当主である真砂の場合は血縁者が訪れていた。

 しかもそれはきょうだい(兄姉)ではなく祖先でもなく、まだ生まれてもいない孫息子であったため、さすが次期当主よと評判が高まる反面、やはりあれは異質な娘だと異端視についても拍車がかかった。


「だから自分は大丈夫って? 頼むよ祖母ちゃん、オレ確かに今ツいてるけどさ、霊力自体は大したことないんだって」

「じゃがまだ生んでおらぬとはいえやはりそなたの祖母じゃからのう。孫の前で無様な真似など出来まい」

 それ、と自身に声を掛けるなり真砂はすっくと立ち上がり、

「しょーがねーなー。祖母ちゃん、オレ何も出来ねーけどさ、でも居られる限り側に居るからな!」

常人には見えない孫(予定)はやはり常人には見えない手で効果音を付けたくなるほどその背を豪快に張り倒した。


 この作品はこんな二人が「何でこんなに可愛いのかよ」な関係になるまでの過程を描いたほのぼの祖母孫生活応援作品……で、す?

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