七不思議、調査しますか。
遅れまくってすいません!
駄文乙な紅です。
『七不思議?』
私達は声を揃えて、目の前にいる少年にそう言った。
「うん!その中でもさ、なんか奇妙なのがあるんだ!」
「へぇ、どういった感じのなんだ?」
夕花は少し興味を持った表情で、少年――ゼファロスに問いかけた。
「新月の夜に洞窟の中から、うめき声が聞こえるって。でも最近はなんだか……すっげぇキレイな歌声も聞こえるんだってさ!」
興奮ぎみに七不思議の内容を話すゼファロス。
このパターンはもしかして……。
「で、俺らにどうしろと?」
「調査とかはちょっと……。」
紘斗と秋弥は冷や汗をかきながら、依頼をやんわりと断ろうとしているのだろう。
姿勢が引きぎみだ。
「なんでだよー!せっかく調査してもらおうと思ったのに……。」
「まったく、お前ら何を言ってるんだ?ここで断ったら恩返しできないだろ。
そのためにはゼファロスの依頼引き受けないとな。」
「でもさ夕花ぁ……「黙れ。ゼファロス、この依頼引き受けた。」
「わー!ありがとなっ!」
夕花は紘斗の言葉を遮り、依頼を引き受ける。
そしてゼファロスは純真無垢な満面の笑顔を見せた。
またホラー絡みな依頼なんて、正直嫌だなぁ……。
「シリティアー……。」
私は顔を真っ青にしているシリティアに声を掛けた。
「私だって嫌よ!でも怖いわけじゃっ!」
「……怖いんだね。」
私はそんなシリティアをかわいいと思いながら少し呆れ、笑った。
「あぁ、シリティア!怖がってる君も最高にかわいブベラッ!」
「ちょっとは空気読んでね、ヨイチくん?」
私は、固く握った拳をヨイチのお腹にパンチを入れた。
そんな私を見て、紘斗は一言。
「最近紅葉もあなどれなくなってきたな。誰の影響なんだかブホッ!」
「……何か言ったか?」
黒い笑みが怖いです、夕花さん。
「イエ、ナンデモアリマセン……。」
「いまさっきからみんなケンカしてんのか?
それよりさ!今日は新月だから調査に行こうぜ!」
ゼファロスは目をキラキラさせながらそう言った。
「分かった。でもお前はついてきたらダメだぞ。」
「えぇー!なんでだよー!」
「危ないからに決まってるだろ。大丈夫、男共がちゃんと調査してくるからな。」
『なんで俺たち?』
今夜かぁ……。
怖い思いをするのは嫌だなぁ……。
てかぶっちゃけ行きたくない……。
そんなことを考えていた。
まさかあんなことが起こるなんて、全然想像もできなかった。
果たしてゼファロスはこんなキャラだっただろうか。
とりあえずすいませんでした。
gdgd承知です。
プー太さん、よろしくです!