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仲間が増えた!

秋雨です!


プー太さん、よろしく!

偶然って……。

いくらなんでも無理があると思う。

だってここ、シリティアんちだぜ?

「今日も綺麗だね、シリティア!」

ヨイチはオレらのことは眼中に無いらしく、シリティアを見つめて目をキラキラさせていた。

シリティアは紘斗のうしろに隠れる。

「シリティア!?シリティアを離せ!!」

それを見たヨイチは何を勘違いしたのか、紘斗に叫ぶ。

目が悪いのか?

この世界に眼科ってあるのか?

今度探してみるか。

「だってさ、シリティア」

紘斗が笑いを噛み殺しながらシリティアを前に出す。

「ヒロト!?」

どうにかして逃げようとしてるけど、紘斗の力にはには敵わず、ヨイチの前で固定された。

「ああ、よかった、シリティア!大丈夫?そいつらに何かされてない?」

お前の目は大丈夫か?もう手遅れか?

ヨイチがシリティアに手を伸ばす。

その手はシリティアに叩かれた。

「勝手に勘違いしてんじゃないわよ!ヒロト達は仲間なの!わかった!?」

おお、あのツンデレシリティアからそんな言葉が聞けるなんて!

対するヨイチは俯いてぶつぶつ言っている。

「シリティアが、あのシリティアが僕を叩いた……」

叩かれたことにショックを受けたのか。

と思っていたら。

「か、感激だ!」

嬉しかったらしい。

そのテンションでシリティアに抱きつこうとして夕花と紅葉に成敗されてた。

「ちょっと、話聞いてたの!?」

「もちろんだよ!シリティアの言葉は一言たりとも聞き逃さないから!僕を仲間に入れてください!」

「そう、ならいいわ」

…………ん?

なんか、すっごいナチュラルに重大な事を言ったような……。

で、それを了承したような……。

「本当に!?ありがとう、シリティア!」

ほら、喜んでるし。

「ねえ、どうして喜んでるのかしら。べっ、別にわからないんじゃないんだからねっ!」

「オレ知らね」

「俺も」

「あたしもだ」

「クレハは?」

「えっと、ヨイチさんが仲間に入れてほしいって言ったのをシリティアが了承してたよ」

ああ、だからあんなに喜んでるのか。

「ちょっと、私そんなことした覚えないわよ!撤回しなさい!!」

シリティアがヨイチの服を掴んでぐわんぐわん揺すって叫んでるけど、ヨイチは「シリティアが僕に触れてるー……うぷっ」とか言ってて上の空。

あれ、ヨイチ酔ってないか?

「諦めろ、シリティア」

「そうだよ。たぶん、その人聞いてないし」

たぶんじゃなくて絶対だけどな。

「聞いてんの!?」

シリティアは諦めずに揺すってる。

ヨイチそろそろ限界っぽいぞ。顔真っ青だし。

「さっ、さようならっ!」

やっぱり限界だったらしい。

口をおさえて出ていった。

「ちょっとぉ!?」

結局ヨイチは仲間入り?

お次は紅さん!


頑張れ!


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