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宣伝でもしますか

秋雨です!

「結成しただけでは誰も依頼はしないだろうから知名度を上げないとな」

「要するに宣伝だろ?」

「ああ。とりあえず、秋弥は俺と子供達に。夕花はシリティアと大人達に伝えてくれ」

紘斗がテキパキと役割を決めていく。

「ああ、わかった」

「しょうがないからやってあげるわ。やりたいんじゃないんだからねっ!」

「行くぞ、シリティア」

まだ何か言おうとするシリティアを引っ張って夕花は出ていった。

「秋弥、俺らも行くぞ」

「おう!」

紘斗の後を追って部屋を出た。


子供達に伝えるには広場が一番!

ということで広場に来た。

案の定、たくさんの子供がちゃんばらして遊んでいた。

「あっ、兄ちゃんだ!」

「ほんとだ!」

「遊ぼう!」

子供達が一斉に寄ってきた。

「今日は言うことがあって来たんだ。」

「えー!遊ばないのー?」

「ごめんな」

近くにいた女の子を紘斗が撫でる。

それだけでその女の子は大人しくなった。

「言うことっていうのは、俺達が万事屋を結成したってことだ」

「よろずや?」

「簡単に言うとなんでも屋だな」

「なんでもしてくれるのか?」

「頼まれればな」

「ならさ、俺らと遊んでよ!」

目がキラキラしてますよ。キラッキラですよ。

断る?無理無理。

「紘斗……」

ちらっと見てみる。

「んー、やることはやったし、遊んでもいいだろ」

「よっしゃーっ!」

「やったー!!」

「シューヤは俺たちとな!」

「ヒロトは私たちと!」

いつものように棒を貸してもらう。

「今日はどいつだ!」

「全員!かかれー!」

「「わーーっ!」」

毎日同じことをしても飽きない。

むしろ楽しい。

「どうした!こんなもんか!?」

「このやろー!」

突っ込んできた男の子を軽くいなす。

最初はこれができなかったんだよなー。

「隙あり!」

「どおっ!?」

油断してたら足を引っ掛けられてこけた。

「今だー!」

こけたところに一斉攻撃。

避ける?無理無理。

囲まれてるし。

棒はどっかいったし、防ぐ手段がない。

「ま、待て!痛っ、痛いから!」

「やっつけちゃえ!」

「ギブ!ギブアップ!降参!」

「楽しそうだな」

いつの間にか夕花とシリティアが来ていた。

「夕花!助けて!」

助けを求めたのに返ってきたのは微笑み。

「シリティアー……」

「しょうがないわね。……べっ、別に可哀想なんて思ってないんだからねっ!」

そう言いながらもたすけてくれた。

「ふぃー、助かった。あんがと、シリティア」

「兄ちゃーん!こっち来てー!」

「どーしたー?」

「誰かいるー!」

誰かいるって……。

別にオレらを呼ばなくてもいいのに。

「いってみるか」

「だな」

「あたしも行こう」

「おいてかないでよ!」

四人で行ってみると、子供達に囲まれた黒髪の少女が座っていた。

「ここ、どこ?」

「いや、誰?」

次は新メンバー!


よろしく

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