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愛されキャットはじめます in 異世界  作者:
 

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 ドット絵風味な世界地図を踏み越えた先にどっしり鎮座するのは深みのある色合いがいかにもな高級感を醸し出しているカウンター。その向こうには三十代後半くらいの男性が一人立っていて、入ってきたわたしたちに気づいて丁寧に一礼する。って正確にはオーリ君に対してなんだろうけど。受付とかフロントマンとか、そういう感じ。この世界のこの国におけるファッションはわからないけど、なんとなく堅そうな服装に思える。たぶんおそらくフォーマルに寄ったファッション。

 カウンターを挟む格好で二ヶ所に吹き抜けの二階へ続く幅広の階段がある。二階がどうなっているのかは下からではよく見えない。扉が並ぶ廊下のようだ。

 わたしから見て左手側、カウンターや階段のさらにずっと向こうには守備隊制服姿が複数人いて、なんだかこちら側の様子を窺っている様子だ。あっちもあっちでカウンターらしきものやらベンチやキャビネットなどの家具やらが置かれていて、もしかして守備隊の詰所のような場所なのかもしれない。

 そして右手側。

 フロントマン風男性のいるカウンターの右側に位置するほうの階段のさらに右隣、奥のほうになんか黒板っぽいものがある。日本人やってた頃に見慣れた黒板とはすこーし色味が違う気がするけど、形といい置かれている場所といい、脚つきタイプの大きな黒板だととしか考えられない。

 黒板のすぐ手前側にはデスク。作業用机なのか、上になんだか色々と物が置かれている。

 デスクよりさらにこちら側は、片側に四人は着席できそうなサイズのテーブルと椅子のセットが三組。あと丸テーブルやベンチが適当な感じに置かれている。

 なんだろう、ここ。ミーティングルーム? ルームじゃなくてめっちゃオープンスペースだけど。

 ふとテーブルの脇に目を向けると、低い棚があって、そこに小さな黒板みたいなのがいくつも並んでいる。ええと、石盤とかだっけ、明治の頃に学校でノート代わりに使われてたっていうやつ。あれじゃないかな。

 じゃあ、ここってなにかの教室とか? 黒板のすぐ前のデスクが先生の席で、他が生徒さんたち用。こんな人の出入りがあるオープンスペースはどう考えても教室を開くのに向いた場所じゃないけど、でもなんかそんな雰囲気だ。


※書いている人間は絵文字、とりわけ黄色のフェイスマーク全般があまり好きではないため、リアクション機能の使用は控えていただけると助かります。

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