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愛されキャットはじめます in 異世界  作者:
 

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 さっきのスルフェル上空通過しまーすの鐘も、今度の短く五回で一セットを複数セット繰り返しの鐘も、どうやら予め定められて周知されている合図のようで、周りの人々の様子からするに、この鐘の鳴り方ならなにが来るかというのは皆さんしっかり把握しているようだ。

 だからさっきの鐘では竜が見られるかもというざわめきで、今度のは――。

「なーなーオーリ様、騎士団動くの?」

 リオニルが小脇に抱えられたために空いたオーリ君の右肩にジルドナート青年が腕を乗せ、小声で訊ねる。

 そう、広場にいる人たちの囁き合う声を拾うに、今度の鐘は騎士団が部隊単位で移動しますよーのお知らせっぽいのだ。ざわざわの中に「どこへ行くんだ」「スルフェルを追って東か?」なんて会話が聞こえる。

「しばらくの間、海上監視が増員されると聞いている。それに割り当てられた部隊が出立するのだろう。砦への増援ではない」

 声を落として質問したジルドナート青年に対し、オーリ君は普通の大きさの声で答える。そしてやや小声になって「特に伏せる必要があることではないから、適当に騎士団の人間を捕まえて訊ねれば普通に答えると思う」と続ける。

 近くにいた他の人たちにもオーリ君のジルドナート青年への解答前半部分はちゃんと聞こえていたらしく、「海だって」「船の護衛か」「やだ、また海上封鎖があるかもってこと?」と囁く声が大きくなる。

 えー……知識不足のためわたしはなにもかもさっぱりわからないんだけど、この街って実はあまり平和な環境になかったりするの?

 まさかの戦時中とか言わないよね?


※書いている人間は絵文字、とりわけ黄色のフェイスマーク全般があまり好きではないため、リアクション機能の使用は控えていただけると助かります。

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