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上の人たち、趣味で曲乗りやってるわけじゃなくてちゃんとした訓練の一環とかかなーとは思うんだけど、動きが危なっかしいならせめて周りが明るい昼間にやればいいのに。いや、周囲が暗くなってきてるこの時間に、明かりなしで、っていうのも含めた訓練なのだろうけども。
うっかり失敗されて荷物や人間が降ってきたら大惨事になりかねないが、たぶん命綱的なものはしっかり装着してるのだろう。そうであってくれないと困る、双方の位置的に上で事故られるとわたしたちも巻き込まれる可能性あるので。頭上十数メートルから降ってくる荷物で潰れキャットになって猫生終了とかいやだからね、わたし。
上でばっさばっさやってる一群に興味薄めのオーリ君たちは、袋から出されて地面にでろんとなってる蛇のご遺体を囲んでお話し合いの真っ最中である。わたしとしてはあまり直視したくない代物だ。
そもそも前世、日本人の朱居泉葉だった頃のわたしは虫も両生類も爬虫類もあまり得意ではないという脆弱人間だった。猫になったいまも同じ。一度死んだくらいで苦手は克服できませんでした。
苦手なのにプラスして、よく見なくてもけっこう無惨な状態のご遺体なのである、この蛇。犯人はそこの白い竜。上から落とされまくってたし爪で引き裂かれてもいたのでそりゃこうもなるだろうというズタボロ具合。攻撃された身としてはあまり同情したくもないし、わたしに火をつけようとしたことは絶対に許さないけど、ちょっと気分的に直視しづらいかなー。
三人の話している内容からすると、この蛇、ここにいるのがおかしい存在らしいです。逃げ出して危険外来生物化した元ペットだったりとか? そういう話でもない?
蛇の中になんか魔石というものがあって、魔石はこの街の近辺でも採取できるものなんだけど、この付近で入手できる魔石はグィノソフィアとかニフニというのに由来していて、蛇の中の魔石とは違う種類?とかなんとか、そんな感じだそうです。
ごめんよくわからない。誰か、猫にも説明してください。
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