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愛されキャットはじめます in 異世界  作者:
 

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 一人を五人で取り囲んでがんがん剣で打ち込んでいる、そんなグループがたくさん。多人数を相手に戦う訓練みたいなやつ? なんか使ってる剣がめっちゃ金属製に見えるんだけど、木の剣なんかじゃないんだ……うわー……。練習用の刃を丸めてある剣とかなんだろうか。ていうか冷静に考えて本物の剣だろうと木の棒鉄の棒だろうとありったけの力を込めて叩きつけられれば人間普通に死ねるよね。訓練中に重傷者出たりしません? 大丈夫?

 剣を振り回している集団から少し離れたところ、全体を監督してますよー的な位置に、男性が三人立っている。訓練中の面々とは異なりきっちり上着着用で、真ん中の一人はさらに片マントつき。ううん、丈の長さからしてマントじゃなくてケープになるのかな。長ければマントで短めはケープで合ってるよね? いやでも微妙に長いような短いようなどっちだこれ。とにかく、着ている物から判断して真ん中の男の人がここで一番立場が上と見た。

 オーリ君は片マントの人含む三人のほうに向かっていく。

 近づくにつれ、片マントの人が訓練中の人たちに飛ばしている指示の声が内容まではっきり聞こえてきた。

「そこ、デリア出身のお前! 持久力がなさすぎる、それでよく入隊願い出せたな、ふざけてんのか!!」

「おいこらフラムベル、新人未満相手に一撃入れられてんじゃねえ! 見習い部隊からやり直すか!?」

「そこの金髪! 身体強化抜きっつってんだろうが!!」

 あー……指示というか罵声というか……?

 外野から一つ言わせてもらいますと、対象が確実に絞り込める呼びかけをしたほうがいいと思います。金髪って何人もいるから複数人がまとめてびくってなってたもん。

 片マントの人の左右を固めていたうちの一人がオーリ君の足音に気づいてこちらを振り返った。

「隊長」

「うん?」

 隊長と呼びかけられた片マントの人ともう一人のお付きの人もこちらに顔を向ける。

「ラシェト卿」

「オーリ様」

 ……オーリ君の立ち位置というか身分というか偉さ具合がよくわからない。


※書いている人間は絵文字、とりわけ黄色のフェイスマーク全般があまり好きではないため、リアクション機能の使用は控えていただけると助かります。

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