表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛されキャットはじめます in 異世界  作者:
 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

127/136

126

 これは子どもたちのメンタルヘルスのためでもあるからね、と遠慮なくふしゃーっ!!とやるわたし、それからちょい引き気味のミケちゃんたちを見て、ジルドナート青年は遅ればせながら自分の姿を顧みることを思い出したらしい。

「あー……びっくりさせたな、悪い。着替えたほうがいいかなこれは」

 着替えも必要だけど血に染まった髪の毛をまずどうにかするのが先だと思います。負傷した顔面はちゃんと洗い流したみたいだけど、髪の毛までは手つかずなせいでだいぶ見た目が怖いことになってます。その状態だとぱっと見が頭部負傷して血を流してる人ですよ。というようなわたしが思ったのとまるきり同じことをミケちゃんと年長の女の子が代わる代わる口にする。みんな考えることは同じだ。苦言を頂いたジルドナート青年はすまんすまんとお子様たちに謝罪し、どこかへ――建物の奥のほうへ去っていった。

 衝立なんかで簡易的に仕切られていてちょっとわかりにくいけど、この建物ってけっこう奥行きがあるみたいだ。衝立や棚など空間を区切るのに用いられている家具類を片づけたらちょっとした屋内競技場くらいになるかもしれない。

 それにしても、自分の足で普通にちゃんと立った状態で迷宮から出てきたおそらく分類は軽傷者であると思われるジルドナート青年ですらあの流血って。あれで本人平然としてるのも驚きなんだけど。ああいうの普通にあるんだ? ファンタジー世界怖っ。

 ていうか、あの怪我ってわたしがうっかり事故で入り込んじゃったあの暗ーい街で負った傷なわけでしょ。あそこ、探索者としての歴や実力は知らないけどとりあえず健康的な若者であるところのジルドナート青年があっさり負傷するような危険がある場所だったんだ? しかも自力で歩行できないレベルの重傷者も出てるし。

 えええ……、もしかして迷宮に入っちゃったときのわたし、自分史上最大の危機でした? 自分ではまったくそんな危険感じなかったけど、先行部隊の皆さんがいないときに自分一人の転移だったら例の白い紙粘土細工みたいな魔物にぷちっとやられて猫生終わってたのだろうか。

 うわー、やだなそういう終わり方。殺されるなら殺されるで、せめて自分がなにに殺されたのかはちゃんと知って逝きたいんだよね、わたしとしては。謎の紙粘土っぽいなにか、じゃなくて正式名称プリーズ。あとどうせ魔物にぷちっとやられるならもっと格好いいモンスターのがいいかなーともちょっと思っちゃったり。


※書いている人間は絵文字、とりわけ黄色のフェイスマーク全般があまり好きではないため、リアクション機能の使用は控えていただけると助かります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ