表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛されキャットはじめます in 異世界  作者:
 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

126/135

125

 なんとなーくのイメージで、魔法による治療っていうと患部に向けて手をかざしてー、呪文唱えてー、ぴかっと光ってー、はい元通り、みたいなのを想像していたんだけど、実際はそうでもなかった。

 一般的な傷の治療手順の、止血します、洗浄します、傷口保護します、のところどころを魔法に置き換え、最後に治癒促進の効果がある魔法をプラスって感じ。あるいは魔法抜きで手当てを済ませてラストの治癒促進だけ魔法使える人にパスとか。呪文を唱えてぱぱっと回復というのはあまりやらないらしい。

 ……あくまであまりやらないというだけで、できるかできないかなら普通にできるみたいなんだよね、治癒魔法で一気に全快って。というのも、顔面から血をだらだら流しているジルドナート青年と前後して、良識ある大人がすっ飛んできてお子様たちに明後日の方向を向いているよう指示するレベルの重傷者が数名運び出されてきたんだけど、台座すぐそばから動かすのも躊躇われる状態である様子だったのが、呼ばれてきたヴェルゼン様がなにやらしたらあっという間に回復してしまい、血で汚れた服を着替えてしばらく休息したのちに元気に迷宮に舞い戻っていったので。

 少々距離はあったし、重傷者とわかっていて直視する勇気もちょっとないので、実際にどこまで酷い状態だったかまでは不明だけど、わたしが思ってた治癒魔法ってこういうのだよ、うん。

 ヴェルゼン様が重傷者を治療していた傍らでセルフ治癒魔法をかけていたジルドナート青年は、周囲の人たちに「しばらく休憩しときます」と声をかけてその場を離れかけ、そのときに台座から少し離れたところに集まっているお子様たちと、そのお子様たちに囲まれているわたしに気づいたようだった。

「あれ、それオーリ様が連れてた猫?」

 なんて子どもたちにかける声は好青年風なんだけどね、この人、傷の手当てはしたものの髪や服の血がしっかり残っていたので、有り体に言えばこの状態のまま子どもに近寄ってほしくない感じといいますか。


※書いている人間は絵文字、とりわけ黄色のフェイスマーク全般があまり好きではないため、リアクション機能の使用は控えていただけると助かります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ