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愛されキャットはじめます in 異世界  作者:
 

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 ジルドナート青年、なにも子どもの相手をするためにクルセルさんたちと別れて一人で迷宮から出てきたわけではない。当たり前のことだけど。

 最初のうちはなにやら荷物を持っては迷宮に戻り、また出てきては……と忙しく動いていた。そして何度かは戻ってくる際に負傷者連れだった。

 あのねー、なんかわたしが気持ちよく寝こけている間に、建物一階内にちょっとした怪我人収容所みたいなスペースが爆誕してたんですよねー。建物の、銅版を安置する台座があるあたりより奥側に、並べた衝立で簡易的に仕切って暫定治療コーナーを設置したみたいです。野戦病院ってほどの深刻悲惨な感じじゃないけど、ほどほどに酷い負傷者も何名か寝かされているそうです。あと軽傷レベルだとめっちゃたくさん。

 そんなわけでただいま衝立の向こうには怪我人いっぱい、だらだら流血している人間がしばしば迷宮から出てくるという、お子様に見せるのはかなり抵抗がある感じの環境となっているんだけど、わりと平静なんだよね、みんな。ミケちゃんなんかは「うっわー、痛そう」と言いながら顔を顰めていたけど、顔色が悪くなるとかないし、このお子たち、かなり図太いな???

 ジルドナート青年はどうやら多少の医療の心得があり、さらに治癒魔法が扱える人だったらしい。なんか見た目からは剣を握って前線に出そうな印象だったのに、あと実際に腰には剣を提げているのに、意表を突いてまさかの職業ヒーラーである。いや、本当にヒーラーかどうかはまだ確定じゃないけど。ちょっとヒール系も嗜んでいる魔法剣士みたいなタイプかもだし。

 どうしてお仲間のクルセルさんたちと別行動しているのかという経緯は知らないけれど、ジルドナート青年はしばらくの間は負傷者を迷宮内から搬出する係として働いていた。が、途中で本人も負傷者の仲間入りをしてしまった。顔面を壁か地面にぶつけでもしたのか、顔の右半分を血だらけにした状態で迷宮から出てきて、その場でセルフ治癒を行っていた。

 言わせてもらうと、顔からだらだら血を流している人を直視するの、だいぶ心臓に悪いからね、これ。流血ダメ絶対。


※書いている人間は絵文字、とりわけ黄色のフェイスマーク全般があまり好きではないため、リアクション機能の使用は控えていただけると助かります。

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