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愛されキャットはじめます in 異世界  作者:
 

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 オーリ君に続いて、迷宮の中にいた探索者の皆さんも次々と戻ってきた。

 台座の周辺にぽん、ぽんと人が現れる光景、まるでテキトー編集でコマとコマの繋がりがおかしなことになった映像を見せられている気分になれる。これが目の前で現実に発生している事象とか。

 もし今後ニフニという神様にお目にかかれる機会があったなら、転移時の演出について物申したいところだ。絶対にそうする。

 そんな機会あるかどうかわからないけど、殿下とオーリ君にはニフニから接触があったっぽいんだよね、今朝。この世界、神様と人間の距離がだいぶ近そうな感じなので、意外と機会は巡ってくるかもしれないし、こないかもしれない。

 機会があったところでニフニに猫語が通じるか問題もあるしねえ。ニフニ、元は人間の偉人で現在馬になってるんでしたっけ? どういうことだか意味不明だけど、とりあえず猫に縁はなさげな神様である。となれば猫語は解さない神様と考えておくべきでしょう。それこそ神様パワーで思念会話的なことができる可能性に期待するしかない感じ? いやでも、他の人の持つ可能性に賭けてお祈りするだけなのはちょっとなー。相手人じゃなくて神様だけど。

 ――ふと思いついてしまった。馬の神様がいるなら、猫の神様もいるんですかね、この世界。まあニフニは偉人と言われているあたり元が人間なのは間違いなさそうなので、正確なところは馬の神様ではなく馬の姿に化けている神様っぽいけども。それはそれとして、人間から神様への昇格があるなら猫から神様という進化ルートもあって然るべきではなかろうか。

 つまり、どこかにいるかもしれない猫の神様を探し出して、その神様にニフニとの仲介をしてもらえれば、猫語できない神様とも意思疎通が可能になるんじゃないかなーとか妄想してみたりして。

 ……元が人間の神様と猫の神様とで意思疎通が可能なのか、とか、そもそもその両者は交流があるのか、とか、どっちにしろ他力本願かよ、とか、そういうことはひとまず考えないものとする。いいじゃんちょっとした可能性を夢見ているだけなんだから細かいことは抜きでも。

 あのねー、オーリ君たちがずーっとなんか真面目な話をしてるので、迷宮事情がよくわからない猫は話題についていけず少々退屈してるんですよねー。そんなだからどうでもいいような妄想して時間潰すしかないというかー。


※書いている人間は絵文字、とりわけ黄色のフェイスマーク全般があまり好きではないため、リアクション機能の使用は控えていただけると助かります。

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