表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛されキャットはじめます in 異世界  作者:
 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

114/121

113

 頭の上数メートルのところに溜まっている白くて長いお魚風なにかを観察しながら、あのへんからこっちが結界の内側なのかなー結界があるせいでこっち側には来られないんだーなんてことをほけーっと考えていたわたしにいきなり注目が集まった。

 え、なに、どういうこと?

「でも、入ってはこられたんだし」

「たまたま、なにかの偶然で進入できたのかもしれないだろう」

「そんな偶然あるか?」

「ええと……竜は、リオニルはちゃんと問題なく出入りできていますよね?」

「竜は生まれたばかりでも人間の二、三歳児程度の頭はあるっていうぜ? 猫とは出来が違うんだよ、一緒にできない」

 なんか微妙にディスられてる……? いや、ノーマルなキャットへの評価としては妥当ではあるのか? でもリオニルと比べて頭の悪い生き物扱いされるの甚だ遺憾なのですがー?

 どうも、わたしが迷宮の外へちゃんと転移できるかどうかで皆さん悩んでいるらしいです。

 なんで?

 銅版迷宮の出入りってそんな複雑なものじゃないでしょ? ……ないでしょ…………?

 だってわたし、銅版に顔近づけただけでぽいっとこっちに連れてこられたよ。合い言葉とかパスキーとかジェスチャーとか、そういうの特にななんにもなしでオッケーだったのに、なにをそんな悩む必要が……?

「オーリ様、銅版の進入条件が変化したということはあり得ませんか?」

「それはない、と思う。見ていた限りでは、猫は銅版に接触したと同時に転移した。だが、単なる接触が転移の条件となったのであれば、何人もが意図せぬ迷宮進入を果たして即座に異常に気づいただろう」

「ですよねえ……」

「昔、銅版迷宮内に羊やら鶏やら連れ込めないものかと試したって話ありますよね。非常時の退避先に使えないかと期待したが、転移できたのはごく一部のみで結局断念した、って」

「ああ、そういえば。あれ、転移できた一部ってのはなんで転移成功したんですかね?」

「聞いた話では、主が共にいたためではないかと推測されているそうだ。まず最初に主が転移を行ったのち、主人に特に懐いていた個体が消えた主を追おうとした結果、転移に成功したのではないか。つまりは、明確に銅版迷宮への進入を意図してはいなくとも、直前に迷宮内へ進入した者と共に行動することを望んでいるならば転移が行われるのではないか――と。正確なところは迷宮の創造主であるニフニに確認するしかないが」

 オーリ君が説明する。


※書いている人間は絵文字、とりわけ黄色のフェイスマーク全般があまり好きではないため、リアクション機能の使用は控えていただけると助かります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ