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形状を無視してしまえば、色合い的には骨も近いかなーとは思いもしたけど、質感がなんかちょっと違うっぽいんだよねー。なんか骨にしては表面がざらざらで脆そうな感じがする。……ってすぱっと言いきれるほど骨に造詣ないため、比較対象として思い浮かべているのはわたしの脳内イメージの骨ですが。実物には魚の骨とチキンの骨以外お目にかかった記憶ないし。
それはともかく、こういう薄い板状のものならカタカタとかカラカラという乾いた音が鳴るのはわかる。適当にいくつか紐で吊るして揺らしたらそんな感じの音立てそうだもん。これの元が魔物だというところで???になるだけで、この白い謎物質から発生する音がさっきから聞こえるカタカタなのはすんなり納得できるんですよ。生き物が立てる音かこれ、という疑問が湧いてはきますが。
探索者の人たちの言によれば、わりと近いところに魔物が寄ってきてはいるはずなんだけど、暗さに負けて全然見えない。たまーーーに、あれっ、いまさっきあのへんでなにやら動いたものが……?となるくらいで。
ちなみに、紙粘土細工の成れの果てもどきな白い魔物からはちゃんと魔石が出てくるらしい。探索者の一人が「よろしければこれ使われますか?」と布包みを取り出してオーリ君に差し出したんだけど、その布を開いた中身が明るいグレーと淡い青のマーブル模様の石だったのだ。昨日、オーリ君が謎の内職作業で消費していた魔石と同じ色、模様である。あと、包んでいた布も昨日見たものと同様の、紋章が入っている布。魔石はこういう布で包むってルールがあるっぽいな、これ。
基本的に魔石の見た目はその魔石が入手できる迷宮によって違ってくるもので、さらにニフニの迷宮、すなわちこの銅版迷宮産の魔石の見た目は長い間ずっと変化していない、でよかったっけ?
つまり昨晩オーリ君がせっせと溶かしていた魔石のうち、グレーと青のマーブル模様の石はここで確保されたものということに。厳密にはここ、新月の街の銅版の中の世界?ではない、別の銅版の内部ということになるんだろうけど、まあ全部ひっくるめて銅版迷宮ということで。
じゃあオーリ君が消費していたもう一種、若草色に黄色が入った魔石はグィノソフィア産ってことかな。グィノソフィアっていうのもニフニと同じ神様だと考えておいてオッケーな感じ?
オーリ君に魔石を渡そうとした探索者の人の意図は、これを使って暗いのを改善してくださいというものだったようだ。
ちょっと気になったんだけど、魔法で灯りを出すのってできる人あまりいないの? 持続時間とかの問題でオーリ君にやってもらうほうがいいとかそういうやつ? オーリ君の得意魔法だったりする?
そもそも魔法の普及率ってどんなもんなんだろう。誰でも使おうと思えば使えるってレベルで魔法が普及してる世界なら、灯りを出す魔法なんて便利そうな魔法は皆さん真っ先に習得目指しそうなものだけど、実際のこの世界はそんな感じじゃないよねえ、たぶん。お城の中以外ではランプ全盛だもん。
魔法の普及率自体がそれほどなのか、それとも実は灯りの魔法が地味に難易度が高い?
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