第3話:インフル・マモン襲来!
朝のニュースがざわめきを上げていた。
> 『SNSに謎の動画が拡散中!
いいねを押した者は、全員“自撮りゾンビ”に!?』
街中でスマホを構え、カメラ目線で笑う人々。
だが、彼らの目は虚ろで、まるで魂を吸い取られたようだった。
屋上に浮かぶ怪人の影。
キラキラと光るリングライトを背に、ポーズを決めている。
> 「あたし、インフル・マモン♡ バズらなきゃ意味ないじゃん?」
目から放たれる“いいね光線”が、次々と人々を操っていく——。
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原チャリ出動!
セイゴのスマホが鳴り響く。
《魔法少女アラート:新たな怪人出現》
「よっしゃあああ!残業明けだけど出動だ!」
寝癖のまま、原チャリに跨り街を疾走。
信号をすり抜け、コンビニの前でドリフト。
「この街の平和は、オッサンが守る!」
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セイゴ変身!
現場に到着したセイゴ、ビルの屋上を見上げる。
「バズるのもいいけど、やりすぎだろ…!」
スマホを構え、叫ぶ。
> 「オッサン・マジカル・トランスフォームッ!」
ピンクの光が爆発。
フリルのスカートが風になびき、ツインテールが炸裂。
「うおっ!? またスースーする!風強くない!?」
スカートを押さえながら、真顔でポーズ。
敵のインフル・マモンが首を傾げる。
「誰あんた?」
> 「通りすがりの魔法少女だ!」
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久米田、登場!
「セイゴ先輩、またスカートで戦ってるんすか!」
屋台の裏から久米田が登場。
スマホを掲げて変身!
> 「マジカル・メカニカ、整備完了!」
低身長のボディが光に包まれ、メカニカルビキニが形成される。
片腕のガジェットがうなり、スパナ杖が唸る!
「こいつはビキニの通気性も完璧ッ!」
セイゴ「通気性はどうでもいい!」
戦闘中、マモンの光線をかわしながら攻撃!
だが、ビキニがずれそうになり——
「ちょ、待て!見んな!セイゴ先輩も見んな!!」
逆ギレと共にスパナブレイク・オーバードライブ!
しかし敵はまだ倒れない。
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サカイ登場!
どこからともなくチョークの音。
「そこまでだ、若者よ……いや、怪人よ。」
振り向くと、黒板を背負った男が立っていた。
マジカルグリーン・ティーチャー、サカイ。
「授業の時間だ!」
黒板シールドを構え、魔法陣を描く。
> 「人生、いつだって追試中だ!」
必殺技——ディテンション・バースト(居残りの刑)!
インフル・マモンが光の板書に捕まる。
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タカハシ登場!
屋上の非常階段から、エプロン姿で現れる影。
「やれやれ、朝食も作れずに戦いとは…」
マジカルイエロー・ハート、タカハシ。
おたまロッドを構え、鍋のフタを盾に。
> 「家事は戦いだ、魔法も同じだ!」
煮込みの香りと共に繰り出す必殺技!
ラブキッチン・フルコースバースト!
爆発的な旨味エネルギーで敵の動きを鈍らせる。
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ナガト、トドメの登場!
煙の中からゆっくり歩いてくる黒コートの男。
サングラス越しに呟く。
「お前の罪は……“盛りすぎ”だ。」
マジカルブラック・ジャスティス、ナガト。
光る手錠ロッドを掲げ、静かに詠唱。
> 「ジャスティス・ファイナル・アレスト!」
魔法陣の手錠がマモンを拘束、データごと浄化される。
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オッサン魔法少女チーム、誕生!
煙が晴れ、5人のオッサンが並び立つ。
スカート、ビキニ、エプロン、ローブ、黒コート——
統一感ゼロのヒーロー姿。
しかし、全員の瞳に宿るのは同じ光。
「年齢なんて関係ねぇ!」
「信じる心が、魔法なんだ!」
「そして——」
5人同時に叫ぶ。
> 「俺たちは、魔法少女だッ!!」
街に歓声とどよめきが広がる。
スマホのタイムラインには、早速#魔法少女おっさんズ がトレンド入りしていた——。




