第10話『終わりの始まり ―The First Magical Memory―』
静寂の夜。
古びた廃研究所の地下に、五人の魔法少女が集まっていた。
壁に浮かぶホログラム――それは、“記録の鍵”が発する光。
セイゴがスマホを掲げると、部屋全体に無数の記録映像が映し出される。
久米田:「なんすかこれ……過去のデータ?」
タカハシ:「記録の……鍵、ってやつか。」
ナガト:「どうやら、俺たちの出自に関わる情報のようだな。」
セイゴ:「ふぅ……怖ぇけど、行くしかねぇな。」
ピンクの光が強く脈打つ。
次の瞬間、5人の姿は光の中に吸い込まれていった――。
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【記録世界:過去の魔法少女計画】
目を開けると、そこはまるで白い夢の中のような世界。
無機質な研究施設、ホログラムの少女が静かに微笑んでいる。
> 「ようこそ、“最初の魔法少女計画”へ――」
セイゴ:「だ、誰だ!?」
> 「私は《イリス》……あなたたちの“原点”です。」
久米田:「イリス……って、ウチらの変身端末の名前じゃ……」
タカハシ:「ってことは、端末の中の声って……生きてたのか?」
イリス(ホログラムの中で微笑みながら)
> 「あなたたちの変身システムは、私の記憶と感情をベースに作られた。
けれど、感情を持つ魔法少女たちは、やがて制御不能になった。」
ナガト:「……兵器計画、か。」
> 「そう。私は仲間を守るため、自身を封印した。
でも――あなたたちが、再び“記録”を開いてしまったの。」
セイゴ:「開いちまった、って……どういうことだ?」
> 「記録を開けば、“記録の管理者”も目覚める。
あなたたちを消すために――」
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空気が歪む。
記録世界に黒いノイズが走り、現れたのは黒いコートの男――《クロノ博士》。
> 「久しいな、イリス。やはり失敗作は失敗作だ。」
イリス:「クロノ……!」
セイゴ:「おいおい、こいつ……まさか黒幕か!?」
クロノ博士:「その通り。感情を持つ兵器など不要だ。
だが、君たち“おっさん魔法少女”は完成形だ。
だからこそ、記録を終わらせる必要がある。」
久米田:「なに勝手なこと言ってんすか!スパナで殴るぞコラ!」
(※ビキニずれ警報発令)
セイゴ:「お、おい久米田、落ち着け!見えてるぞ!?」
久米田:「見んな言うてんだろーが!!」
ギャグと緊張が入り混じるなか、
セイゴの胸の光が反応し始める。
イリス:「セイゴ、その力は……“希望の記録”。
でも、それを使えばこの世界は崩壊する!」
セイゴ:「構うもんか!仲間を守るためなら、記録なんざ壊してやる!」
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> 「ギガ・ピンクバースト――リミットブレイク!!」
ピンクの光が爆発。
記録世界の空間がひび割れ、無数のデータが飛び散る。
クロノ博士:「貴様……っ!希望など、最も不安定なエネルギーだ!」
イリス:「違う!希望こそ、記録を超える力!」
セイゴ:「うおおおおおっっ!!!」
光に包まれた瞬間――
イリスの姿が、微笑みながら霧散していった。
> 「ありがとう、セイゴ。あなたたちは……本当に、魔法少女だった。」
そして世界は、眩い光と共に崩壊した。
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【エピローグ】
気づくと、5人は現実世界の温泉宿に倒れていた。
久米田:「……ぬるっ。なんで温泉の中?」
タカハシ:「また裸で戻ってきやがったな、セイゴ。」
セイゴ:「うるせぇ!いいだろ、希望が爆発した結果だよ!」
ナガト(湯気の中で腕を組みながら):「だが、あの博士はまだ……」
セイゴの掌には、“半分に割れた鍵”が残っていた。
> 「鍵が記録を開く時、すべての“魔法少女”は真実を見る――」




